日本映画1920-1960年代の備忘録

1920年代の無声映画から1960年代前半の日本映画

女は夜化粧する 1961年 大映

原作 川口松太郎 監督 井上梅治 脚本 斎藤良輔

出演 山本富士子 川口浩 森雅之叶順子 村田知栄子 田宮二郎 上原謙

   清水将夫

 

山本富士子大映映画にでまくった時の映画。夜の蝶のヒットで同じような(やはり川口松太郎)ヒットを狙ったのか、どうなのか。

舞台女優だった山本が赤坂でギター芸者として稼いでいる。森雅之の建設会社社長が

赤坂に大きなクラブを建てるが、山本に任せる。彼には赤坂に世話をしている芸者君千代がいる。その姉さん芸者が村田知栄子。ことあるごとに山本にからむ。

この人、稲妻でもそうだったけど意地悪な役が多い。見た目そんな感じだし。

 

新劇の女優を辞めた晩、同じく演出家と喧嘩した作曲家の川口浩と玄関で会い、意気投合。川口はフランスへ勉強に行く。

クラブの売上も順調な時、川口がフランスから帰り、山本と再会。

二人はすぐ恋に落ちる。

山本富士子は当時30歳、川口浩は25歳。

ビーフェイスの川口と山本が恋仲というのは???だった。キャストがねぇ・・・。

川口浩の顔が小さい。山本富士子の顔は大きい。

逆に森雅之とのツーショットは抜群だった(笑。でも森雅之も顔は小さい。(笑

 

髪形や和服というのもあるのだろうが、山本富士子は今の30歳とは大違いの大人のおんなだった。