日本映画1920-1960年代の備忘録

1920年代の無声映画から1960年代前半の日本映画

続々 十代の性典 1953年 大映

監督 小石栄一 脚本 須崎勝弥

出演 若尾文子 南田洋子 根上淳 船越英二 瀧花久子 小田切みき

   入江洋佑

 

十代の性典に続く、そのまた続編(笑。

そもそも性典とは?

性について書かれた書物、とある。

とにかく題名に惹かれる映画。

そういえば若尾文子がしばらく「性典女優」と呼ばれたらしい。

続々編が作られたぐらいだから最初の映画はずいぶんヒットしたのだろう。

 

これは角川チャンネルでみたけれど、肝心の第一作と続編はない。

この角川チャンネル、無料期間7日間だけどラインナップをみるとあと2作ぐらいで

あとは全て観たことがある、DVDをもっているものばかり。

 

ところで若尾文子の同級生役の入江洋佑、「赤線地帯」では三益愛子の息子役ででている。これもまだ幼さの残る少年のようだったけれど、若尾文子と生年は同じで「赤線地帯」ではしっかりして最後はふとん屋をやる売春婦の若尾文子のおとなっぽさ(といっても23歳!)とは大違い。

残念なことに入江洋佑は去年2019年8月5日に亡くなっていた。

ずいぶんおじぃさんになった入江の写真をみると目元ですぐ入江だとわかった。