日本映画1920-1960年代の備忘録

1920年代の無声映画から1960年代前半の日本映画

嫉妬 1962年 大映

監督 土井道芳 脚本 藤島二郎 杉本彰 原作 九鬼紫郎

出演 宇津井健 福田公子 大空真弓 清水将夫 万里昌代 沼田曜一

 

なんだか松本清張のできそこないみたいな(笑 物語。

 

福田公子は会社社長の後妻となる。その妹が大空真弓で検事の宇津井健に気がある。

しかし宇津井は姉の元恋人。

福田が後妻にいった社長の会社は背任かなんかで調べられている。

 

最初のシーンで万里昌代が生んだ赤ちゃんを遺棄したというので宇津井に調べられる。

今でもそうだが、女性ばかりが責められるが、赤ちゃんは一人では作れない。

そこだけが頭に残った映画。

 

最後は自分が社長である夫を毒殺してしまったと思い込んだ姉が自殺を図る。

大空はそれを言いに宇津井に会い、姉の入院先へと宇津井と車を運転していく。

途中、実は社長を殺したのは自分で・・と告白。

伊東の海岸?であっさり身を投げて・・・

という結末。

宇津井は検事を辞め、社長(夫)が死んだ福田と妹が身を投げたところへ宇津井と花束を投げる。