日本映画1920-1960年代の備忘録

1920年代の無声映画から1960年代前半の日本映画

東京行進曲  1929年 日活?

監督 溝口健二 脚本 木村千疋男 原作 菊池寛

出演 夏川静江 一木礼三 高木永二 小杉勇 入江たか子 瀧花久子

 

wikiだと当初、トーキーの予定だったが、当初の脚本家が病気で交代し、主演の夏川静江も病気になったりで撮影が遅れて無声映画となったとある。

 私が初めて夏川静江をみたのは1983年頃、NHKのドラマ「夢千代日記」だった。

 

下働きのおばあさんがどうして準主役級のクレジット(配役最初は主役、最後は準主役だと思っている)なのか不思議だった。今のように気軽に調べられるインターネットなどはないからそのままにしていたが、古い邦画を見るようになってあのおばあさんは過去、主役級の有名な女優さんだったのか・・・と知ったし、夏川大二郎が実弟だといのもインターネットだ。便利ですねぇ・・。

 

貧しさゆえに新橋の芸者になった夏川静江と上流階級の息子との悲恋物語

 

だが夏川とその息子は異母兄妹だった・・・。

夏川は小杉(息子の同僚?親友?)と結婚する。

最後はその息子はアメリカへ旅立つ・・・(なんかこのパターン多いけど 笑)

 

出演者に入江たか子とあったので期待してみたけれど、いったいどこの場面?なのか

 

私がみたフィルムでは考えられるのが最初のほうでお金持ちの子弟がテニスをしている場面の中の女性。役は妹らしい。WIKIにはもうひとりさらにその妹の名があるけれど

 

なんだかわからない。

 

テニスに講じる男2名、女1名。男は息子とその友達、女はだから入江たか子?だと思われる。3人のアップがうつされるけれど、それぞれ一瞬なので確かに入江たか子だという確証が得られない。それ以外に妹?でてくる場面はない。

 

オリジナルは101分で現存するのがたったの30分だから現存しないところででてくるのだろう。

 

夏川静江の女友達がカフェに勤めるようになり、その友達は瀧花久子。ずいぶんと丸顔だった(笑。

 

私が東京行進曲ときいて思い浮かべるのは、松竹の蒲田行進曲だった(笑。