日本映画1920-1960年代の備忘録

1920年代の無声映画から1960年代前半の日本映画

結婚相談 1965年 日活

監督 中平康 脚本 須藤勝人 原作 円谷文子

出演 芦川いづみ 沢村貞子 細川ちかこ 岸輝子 浦辺粂子 山本陽子 

   中尾彬 高橋昌也 梅野泰靖 高原駿雄 松下達夫 草薙幸二郎 

   武智豊子

 

洲崎パラダイス赤信号関係で(笑 偶然知った作品です。

 

DVDのジャケット写真、芦川いづみなんだけど、イメージする彼女とは全く違って、

まるで平山みき。(笑。♪彼の♪車に乗ってぇ♪ 真夏の海を♪(ある一定以上の年齢の方だけ知っている 笑)

 

妖しく身悶えるおんなの性!

今夜だけ・・・わたしと結婚して・・・狂い咲くおんなの情炎!

妖しくも悲しい性を鋭くえぐる異色の問題作!

とかの宣伝文句もDVDの特典として読むことができます。

 

芦川いづみのポスターには成人映画と書かれていますが、中身は普通です(笑。

 

30歳のオールドミス(とい言葉があった)芦川いづみは友人の結婚式で触発され?

結婚相談所を訪れる。相談所の所長で先生と呼ばれる沢村貞子、最初は海外へ赴任するエリート?サラリーマンを紹介するが芦川よりお金持ちの女性を選んだといって断られる。次に電気店?を営む男性からは年齢を理由に断られる。

ショックな芦川に年齢はいっているけれど資産家で妻とは死に別れの男性を紹介される。それまでのことから自分に引け目(もっぱら年齢)もあり承諾する。

芦川の父が早死にしていたことも手伝い、その男性に好意を寄せ、結婚するという言葉も信じて一夜を過ごしてしまう。

その男性から次に会う時までのおこづかいだと言って無理やり2万円をバッグにいれられたがどうせ結婚するのだし・・・と気軽に考えた芦川が沢村の元へ訪れるが、

実はその男は妻子持ちであなたには悪いことをしたごめんなさいね・・・と沢村からいわれる。

処女を捧げてしまった?芦川はショックだが・・・今度は2万円もらったことを責められ

あなたのやったことは売春だと今風にいうと逆切れ(笑 。優しくされたり脅されたりですっかり委縮してしまう芦川に沢村とその仲間がくんで売春組織にいれてしまう。

 

ところで、その芦川が売春を始めてしまうところの心境とかいつから始めたのだかよくわからなかった。

 

沢村から勝手な恋愛?をしたとか言われて罰をうけるが、それがあるお金持ちの家の息子と一晩過ごすことだった。

母親が細川ちかこ、その家の女中が岸輝子

息子は高校生のときに頭が狂ってしまったが、男なので女を欲しがるという。

その相手になるのだ。

 

わ~~~いづみちゃんがぁ!!ピンチ(笑。

 

芦川いづみ、当時30歳。イメージチェンジなのかもしれないがところどころやっぱり可愛い。

ただとにかく痩せていた。

私は彼女の20歳から21歳頃のイメージが強くてそれに比べたら大人っぽい顔立ちになっているしお化粧や髪形でずいぶん変わるんだなぁと思った。

でも山本陽子が妹役ででていて(20歳くらい?)美人度、若々しさマックスなのと比べると芦川いづみのこけた頬が気になったくらい細かった。

ついでに弟役の中尾彬も細かった(笑。

 

母は浦辺粂子でいつもの通りの舌ったらず。

実はこのDVD、浦辺粂子の名があったから購入した(笑。

 

制作にかかった日数1か月。短い(笑。

とにかく量産?だったのかイマイチでしたが芦川ファンならどうでしょうか。

それにあの宣伝文句見たらいづみちゃん、ショックじゃなかった?気になる。

 

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