図書館で借りたのは坂口安吾の阿部定へのインタビュー(昭和22年)が載っていたからですが、なんと芝木好子の「洲崎パラダイス」が掲載されていたので購入。
紙礫EX 第一弾 滅びつつある昭和の色街とその風情を今に刻む。という帯と
色街の短編小説が6話、そのうち野坂昭如が2話と芝木好子が1話。あとは知らない人達ですが、最後の解説で薔薇蒼太郎という人は江戸川乱歩の弟だと書いてある。
あんまりうまくない小説。内容は過激でもなんでもないけれど、表紙が昭和レトロを意識した?エロ表紙系で(笑、本屋で買うのは恥ずかしく、ヨドバシに頼んだ。
洲崎パラダイスが載っていなかったら買ってない(笑。
坂口安吾というとなんだかとても古い人のイメージだったけれど、阿部定にインタビューしたのだから思っていたより古い人でもなかったのがわかった(笑。
これで写真でもあれば良いんだけれど、この本、写真は一枚もない。
表紙はエロだけど中身は普通で、1980年に雄琴のトルコで実際働いた人のドキュメントがおもしろかった。
せめて各々に出版年ぐらい記載して欲しい。解説には書いてあるけれど。