日本映画1920-1960年代の備忘録

1920年代の無声映画から1960年代前半の日本映画

銀座24帖 その2 

日活チャンネルで26日午前10時より銀座24帖がプレミア公開されます。

飢える魂、続 飢える魂も同日公開されます。3作品とも7月9日までの限定公開です。

 

今日は、菜女橋へ行ってきました。銀座24帖で月丘夢路の父が世話をしていた女性(小夜福子)の旅館があるところです。

そこで警官の大坂志郎が絵を描いています。後ろには菜女橋と新橋演舞場がみえます。

ルミちゃんが月丘のいる旅館に薔薇を届けるために大坂志郎に旅館を聞いたり、大阪から出て来た北原三枝が旅館からでてきておしゃべりしたりする場面を思い浮かべながら歩きました。

 

久々の銀座アマンドから旧松坂屋の横を通り、昭和通りを渡ってすぐ。以外と近くて拍子抜け(笑。

万年橋は北原三枝大坂志郎が映画の最後にボートに乗るところです。

下は高速道路だし、周りはビルだらけで65年の歳月を感じました。

 

その後、道沿いに三吉橋目指して歩きました。

途中、たくさんの橋があり、細い路地を覗くと江戸銀という寿司屋の看板がありました。帰ってから気づいたのですが、この路地へ入る角は「秋立ちぬ」で男の子の母親、乙羽信子が勤める三島旅館跡でした・・・。

「秋立ちぬ」であの界隈はもっと寂しい?ような川沿いでしたが、きれいなビジネスビルばかりで全く気付かなかったです。

 

さらに行って三吉橋手前の路地を左に曲がったところに銅版の古い2階建ての建物があって写真に収めましたが、その道を昭和通り方面へ行くとやはり「秋立ちぬ」で男の子といじめっ子たちが出会う路地だったようです・・・。これも帰ってから気づきました。

 

三吉橋で「女が階段を上る時」の高峰秀子仲代達矢が立ったところなんだぁ・・と感動し(笑、新富橋では「秋立ちぬ」の男の子と旅館の女の子が初めて出会う橋だぁ・・と感激しながら写真を撮りました。

 

前もって調べておけばもう少しあのあたりをぶらつきました・・。

次回は新富橋より一本上流の新金橋まで歩いて男の子が居候したおじさんの八百屋八百常跡へも行ってみたい。「秋立ちぬ」はこの近辺で撮影されたのでウロウロするのはおもしろそうです。ただ、公園以外殆ど跡形がないのでうっかり通り過ぎそうです。

 

銀座24帖で東京駅から菜女橋の旅館まで行くのにタクシーで「築地まで」とい場面がありますが、確かに住所は築地ですね。私からすると築地ってもっと勝鬨橋寄りに思っていました。

新富橋方面も高速道路の左は銀座1丁目なんですねぇ・・銀座って広いですねぇ(笑。