日本映画1920-1960年代の備忘録

1920年代の無声映画から1960年代前半の日本映画

神阪四郎の犯罪   1956年 日活

監督 久松静児 脚本 高岩肇 原作 石川達三

出演 森繁久彌 滝沢修 轟夕起子 新珠三千代 左幸子 清水将夫

   金子信雄 高田敏江 宍戸錠 下条正巳

 

このところアップラッシュで嬉しいですが、視聴する時間がなかなか取れません。

昨日は銀座のあぽろンがあったビルへ行きましたが、久々にヒールを履いたら

見事に両足の小指にマメができ痛くてバンドエイド2重に巻いています(笑。

加齢とともに足の形も変わるといい、さきの細い靴が合いません。モノの本によると

偏平足っぽくなるらしいのです。

 

www.nikkatsu.com

 

出版社の編集長、神阪四郎(森繁久彌)が左幸子を自殺とみせかけた偽装殺人を犯した犯人なのか否かを法廷で証人が証言する。それを回想のような形で見せる物語。

 

先日、同じ久松監督の「警察日記」をみたが、まずこの監督の映画は長い(笑。

そして子供をつかってお涙頂戴がある(笑。

 

出演陣はさすが文芸作品とあって滝沢修以下そうそうたるメンバーだ。

 

びっくりなのが金子信雄の検察官。

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七三分けと丸い眼鏡の金子信雄

悪役のイメージが強い金子信雄、こんな役もしていのですね。

 

映画冒頭、昭和30年or31年の東京と雪の降る街並みが記録されています。貴重です。

 

新珠三千代は森繁の妻の役、轟夕起子シャンソン?の歌手、滝沢修は評論家の大先生、清水将夫は出版社の社長、高田敏江はそこの編集者(事務員)、下条正巳轟夕起子のマネージャー?。