日本映画1920-1960年代の備忘録

1920年代の無声映画から1960年代前半の日本映画

警察日記   1955年 日活

監督 久松静児 脚本 井出俊郎

出演 森繁久彌 伊藤雄之助 三島雅夫 杉浦春子 三国連太郎 東野英治郎

   沢村貞子 多々良純 殿山泰司 岩崎加根子 小田切みき 十朱久雄

   千石規子 飯田蝶子 田中筆子 二木てるみ 坪内美子 宍戸錠

 

何年か前にみたことがあるが、消えてしまっていた。またアップされていたので喜んで(笑 視聴。

 

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昔の記憶だとおもしろかった・・・

今見直すと、とにかく長い(笑。

母に捨てられた二木てるみと弟の赤ん坊。観客を泣かせようという気満々でくどすぎる。途中で寝た(笑。

二木てるみ、5歳くらいなのにとにかく赤ん坊の弟のことが心配で会いたくて会いたくて・・・はちょっと引いた・・。

清水宏監督ならここまで描くかなぁ・・・もっと自然な子供を撮ると思った。

 

東野英治郎は元小学校の校長先生で、戦争で頭がおかしくなってしまった老人だったけれど、これ、「本日休診」でも三国連太郎がやってた人と同じだった。

本日休診1952年公開。この映画1955年公開。

 

出演陣が豪華なのはよいが、色々な人達の事情が盛り込まれて進んでいくけれど、どうも切り替えがもっさりしていてうまくない。

物語自体はおもしろいけれど、キレがない・・といったらよいのだろうか・・・。

同時進行なのにキレがあるなら川島監督でしょう(笑。

 

びっくりなのは坪内美子

二木てるみと赤ん坊を宍戸錠巡査(若い)の運転するジープに乗ってみる場面。

キャスト情報をみるまで気づかなかった。

 

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本当に坪内美子

続編はみたことないので眠くならない日に(笑 観てみたいです。