監督 野村浩将/渋谷実/吉村公三郎 脚本 斎藤良輔/武井韶平
出演 田中絹代 高峰三枝子 上原謙 徳大寺伸 飯田蝶子 斎藤達雄
河村黎吉 笠智衆 信千代(赤木蘭子)
一億のまことで包め兵の家・・・からはじまる戦争末期の国策映画。
いよいよ敵機が本土へ飛んでくるのだ!
田中絹代、高峰三枝子、上原謙の恋愛関係をからめて国民に戦意高揚を訴える物語。
高峰三枝子一家が、住んでいた家を空襲がくるからと土地のブローカーにそそのかされ売って引っ越すところから物語が始まる。
高峰の母、葛城文子は高峰の同級生、赤木蘭子の兄のブローカーにだまされたと愚痴る。高峰はそんな母を勇気づける。
米屋の田中絹代は父、河村黎吉と住んでいる。河村はまだ小学生の息子を空爆で亡くしている。
近所のおばさん、飯田蝶子が田中に縁談をもってくる。
田中絹代、23歳・・・え(笑。さすがに23歳には見えないが、松竹の女王だから仕方ないか・・。
ところが田中は飯田蝶子の家に下宿している上原謙を思っている。そして高峰三枝子も上原が好きなのだ。
高峰には兄、徳大寺伸がいるが、船上の無線の任務中、敵機から撃たれ戦死。
物語の前半はあまり戦争のことがでてこないのでこの題名は(敵機空襲)はなんだろう?と思っていたが、家が空爆で焼けてバケツリレーしたり、防空壕を掘ったりで
そうか・・・と思う。
隣組の集まりには女中を寄こす人もいて河村黎吉は困る。
その女中が谷よしの!(笑。セリフ少しあり、声が若い。
ところで信千代(赤木蘭子)のあの華のなさはどうだ(笑。
ひたすら暗い。いつも暗い。