日本映画1920-1960年代の備忘録

1920年代の無声映画から1960年代前半の日本映画

敵機空襲   1943年 松竹

監督 野村浩将渋谷実吉村公三郎 脚本 斎藤良輔/武井韶平

出演 田中絹代 高峰三枝子 上原謙 徳大寺伸 飯田蝶子 斎藤達雄

   河村黎吉 笠智衆 信千代(赤木蘭子)葛城文子 谷よし

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一億のまことで包め兵の家・・・からはじまる戦争末期の国策映画。

いよいよ敵機が本土へ飛んでくるのだ!

 

田中絹代高峰三枝子上原謙の恋愛関係をからめて国民に戦意高揚を訴える物語。

 

高峰三枝子一家が、住んでいた家を空襲がくるからと土地のブローカーにそそのかされ売って引っ越すところから物語が始まる。

高峰の母、葛城文子は高峰の同級生、赤木蘭子の兄のブローカーにだまされたと愚痴る。高峰はそんな母を勇気づける。

 

米屋の田中絹代は父、河村黎吉と住んでいる。河村はまだ小学生の息子を空爆で亡くしている。

近所のおばさん、飯田蝶子が田中に縁談をもってくる。

田中絹代、23歳・・・え(笑。さすがに23歳には見えないが、松竹の女王だから仕方ないか・・。

ところが田中は飯田蝶子の家に下宿している上原謙を思っている。そして高峰三枝子も上原が好きなのだ。

 

高峰には兄、徳大寺伸がいるが、船上の無線の任務中、敵機から撃たれ戦死。

 

物語の前半はあまり戦争のことがでてこないのでこの題名は(敵機空襲)はなんだろう?と思っていたが、家が空爆で焼けてバケツリレーしたり、防空壕を掘ったりで

そうか・・・と思う。

 

隣組の集まりには女中を寄こす人もいて河村黎吉は困る。

その女中が谷よしの!(笑。セリフ少しあり、声が若い。

 

ところで信千代(赤木蘭子)のあの華のなさはどうだ(笑。

ひたすら暗い。いつも暗い。