日本映画1920-1960年代の備忘録

1920年代の無声映画から1960年代前半の日本映画

銀座の恋の物語  1962年 日活

監督 蔵原惟繕 脚本 山田信夫 熊井啓

出演 石原裕次郎 浅丘ルリ子 江利チエミ ジェリー藤尾 和泉雅子

   清川虹子 清水将夫 高品格 下条正巳 南風洋子 三崎千恵子

 

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デュエット曲の昔の定番(笑。

 

若い頃みたらくだらねぇ・・・と絶対思う映画だけれど、このトシ(いくつ?笑)でみると結構おもしろい。

 

画家を目指す石原裕次郎、同居するジェリー藤尾は音楽で身を立てたい。

裕次郎の恋人、浅丘ルリ子南風洋子がマダムの銀座屋というブティックでお針子をしている。

 

2時間超える映画だから色々あるが、

なんだかパクリ?だよねと思ったのが、お互いのことを思って裕次郎は売らないと言っていた浅丘ルリ子の絵を画商、清水将夫に売って、ルリ子のためにハンドバックを買い、ルリ子はその絵の額縁を買うという場面。

貧乏な夫婦が妻のために金時計を売って髪飾りを買い、妻は夫のために自慢の髪を売って金時計のための鎖を買う・・・ような(笑。

 

しかし、ルリ子はトラックにはねられてしまい、記憶喪失で突然いなくなる!

 

友達のジェリー藤尾は偽ウイスキー作りに加担して警察から追われるのだが、女刑事が江利チエミ

 

江利チエミ裕次郎に片思いしている。

 

歌からこんな物語を書いた脚本家の想像力に脱帽。