日本映画1920-1960年代の備忘録

1920年代の無声映画から1960年代前半の日本映画

眼の壁  1958年 松竹

監督 大場秀雄 脚本 高岩肇 原作 松本清張

出演 佐田啓二 鳳八千代 織田政雄 渡辺文雄 西村晃 多々良純

   高野真二 朝丘雪路 宇佐美淳 左卜全 三津田健 永井智雄 十朱久雄

   小林十九二

 

サスペンスもので佐田啓二は初めてでした。

 

手形詐欺にあった会社の課長は自殺し、会社の弁護士も詐欺のことは警察に届けない方がよいという。

それでもあきらめきれない佐田啓二は独自に調査をすすめることになる。

そこには政界や黒幕が跋扈し、やはり調査をしていた弁護士と元刑事は何者かに殺されてしまう。

 

織田政雄の手形詐欺にあう課長がよかった(笑。

 

ただ最後の終わり方が横溝正史の映画のようだった(笑。

 

佐田の友人の新聞記者は佐田とともに犯人捜しをするのだが、途中で結婚式をあげその新婦が朝丘雪路で、新婚旅行の途中なのに新婦をほったらかして調査に出かける夫を快く送り出すものわかりのよい明るい妻を演じている。この部分は原作にはないらしい。

 

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本当の銀行を舞台に手形詐欺にあう織田政雄

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実は結婚するのだと朝丘雪路を紹介する新聞社の友人と佐田啓二

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久しぶりに見る小林十九二

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黒幕 宇佐美淳とその姪鳳八千代

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宇佐美は硫酸?のなかへ飛び込むのだ!