日本映画1920-1960年代の備忘録

1920年代の無声映画から1960年代前半の日本映画

男性対女性   1936年 松竹

監督 島津保次郎 脚本 池田忠雄 猪俣勝人 津呂嘉郎

出演 田中絹代 桑野通子 佐分利信 上原謙 飯田蝶子 河村黎吉 吉川満子

   磯野秋雄 斎藤達雄 上山草人 高杉早苗 坂本武 岡村文子 二葉かおる

   小桜葉子 高峰秀子 水の江滝子

 

2時間超える映画だけれど、中身は普通(笑。

上原謙が演出家の設定なので劇場の場面で松竹歌劇団の出番が長い(笑。

ただ現役時代の水の江滝子の姿は初めてだったので貴重かも。

私はずーっと水の江滝子は元宝塚だと思っていたが、松竹だったんですね(笑。

私が子どもの頃はまだ生きていたが何をやってる人なのかは古い邦画をみるようになって知った。「ターキー」と呼ばれていることは子どもの頃から知っていたが・・。

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この人が水の江滝子??

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別の場面の水の江滝子??

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で、この人は??


 

田中絹代の家、佐分利信の家、ビジネスと絡んだ話で河村黎吉が暗躍する。

田中絹代の眼鏡は初めてみた。当時27才。

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カラーで観る斎藤達雄(笑 と眼鏡の田中絹代

冒頭、上原謙が上海に行きナイトクラブに誘われるがなんとデコちゃんがホールで

ウェイトレス?売り子?をしているところが一瞬映る。

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上海のクラブにいるデコちゃん(笑

 

その後、斎藤達雄田中絹代磯野秋雄の3人でレビュー?を観ている場面ではその前の席でレビュー?をみているデコちゃんが再び登場するが、座って観ているだけ(笑。

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今度は松竹歌劇団の公演をみるデコちゃん 後方に斎藤達雄田中絹代

クレジットにも名前がなく、確かなにかのインタヴュー?で高峰秀子本人が

なんだかわからないけど、(私が出ると人を呼べるので)映画のストーリーとは関係なく突然自分のアップが映る映画があって、いったいどのくらいの映画に出演したのかわからない・・といったようなコメントを読んだか見たかした記憶がある。

これもそのひとつか(笑。ただデコちゃん、まだ12才だ。

 

松竹少女歌劇団の一員として小桜葉子の名前があった。映画では誰だかわからなかったのでもう一度見てみる(笑。

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多分 真ん中が小桜葉子18才

1936年にはもう結婚していたのですねぇ・・・。桑野通子の心境はいかに・・。

とにかく上原謙の美男子っぷりが凄い(笑。

 

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ふたりでタクシーに乗り・・・

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照明係の桑野通子。可愛いです。