日本映画1920-1960年代の備忘録

1920年代の無声映画から1960年代前半の日本映画

顔 1957年 松竹

監督 大曾根辰夫 脚本 井出雅人 瀬川昌司 原作 松本清張

出演 岡田茉莉子 大木実 笠智衆 森美樹 山内明 宮城千賀子 小沢栄太郎 

   千石規子 佐竹明夫 松本克平 細川俊夫 内田良平 十朱久雄

 

この映画は岡田茉莉子以外考えられない。

整然と整った彫刻のような顔をした美女、岡田茉莉子!(笑。

 

東京行きの列車の中で、闇堕胎医で警察に追われている男、山内明は岡田茉莉子とよりを戻そうと脅すが、山内は列車から転落する。なんとかしがみついたドアを岡田茉莉子は閉めて結果として転落するのだ。

岡田茉莉子と山内が一緒にいるところを偶然目撃した大木実。岡田が落としたコンパクトをポケットにいれる。

 

山内は翌朝発見される。まだ息はあったので手術室へ運ばれる途中に死んでしまう。

そこには岡田の姿があった・・・。

 

山内が死んだことを確認した岡田は可哀そうになったのか、その町で花を届けさせる。

田舎の刑事、笠智衆霊安室で花をみて丁度帰る途中だった花やを呼び止め、花を贈ったのは女だとつきとめ、ただの転落事故ではないと確信する・・・。

 

目撃者の大木実は東京に来ても仕事がなく、競馬場へ行くと、通りすがりの男からもらった焼き芋?の包みの新聞紙をみて列車でみた男が死んだことを知る。

 

警察へ報告するが、大木には別の考えがあり、色々捜査した警察が大木を伴って

岡田がモデルをしている会場へ行き、首実検をするが、岡田茉莉子をみても大木はここにはその女はいない・・・という。

 

岡田はもともとあいまい飲み屋で働いていて、山内の堕胎も紹介してお金になるからと始めたが、東京でのモデルの仕事も順調にいきそうなのだが、大木の存在が気になるのだ・・・。

 

世の男性がやっぱり美人に優しいのがはっきりわかる映画(笑。

岡田茉莉子はあばずれだが、周りの男達はすっかり騙される。

 

岡田茉莉子の顔、顔、顔。

どんなに森美樹がハンサムでも、この映画は岡田茉莉子の顔に見入ってしまう。

 

ひとつわからないのは、冒頭、特急列車からホームへ飛び降りる山内明。

どうやって撮ったのか?

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ものすごい勢いで列車がホームへ入ると 駅員が あ!という・・。

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列車から転げ出てくる山内明・・


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岡田茉莉子の顔、顔、顔。

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 顔5連発でした(笑。