日本映画1920-1960年代の備忘録

1920年代の無声映画から1960年代前半の日本映画

硝子のジョニー 野獣のように見えて  1963年 日活

監督 藏原惟繕  脚本 山田信夫

出演 芦川いづみ 宍戸錠 アイ・ジョージ 南田洋子 武智豊子 桂木洋子

 

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フェデリコ・フェリーニの「道」の出来損ない(すいません)みたいな映画(笑。

 

貧しさ故、売られた娘、芦川いづみが人買いのアイ・ジョージから逃げ出し、函館行きの汽車に乗る。無賃乗車がわかって車掌に連れていかれそうになったところに宍戸錠が現れ、お金を払ってやるが、芦川いづみはそのまま宍戸の後を追う。

 

芦川いづみはアタマが弱く、稚内の海で出会った詩人の男が作ったという詩を歌う。

その詩人は芦川の目の前で海に入り、死んでしまった。それから芦川はその詩人の歌、

硝子のジョニーが自分を助けてくれると思っている・・・。

 

アイ・ジョージって子どもの頃名前は聞いたことがあった。多分テレビでもみたことがあったと思うけれど最初、この映画で登場した時はわからなかった・・。

海辺で裸になり、(多分)鍛えた肉体をみせるのだが・・・なんだか頭が大きい人でそのわりに背が低い(すいません・・)

 

なんだかねぇ・・・と思ったのは、アイ・ジョージは彼に売られ、自殺した娘の兄によって胸を刺され、入院するのだが、人買いがわかって退院後は逮捕される。

そこへ芦川が自分が看病したいと現れ、なぜかギターを買ってきてアイ・ジョージが歌ったりするが、その間、無一文の芦川はどうやってお金の工面をしてたのだ?(笑。

 

退院の日、アイ・ジョージは病院から逃げる。アイ・ジョージの逃げた恋人の行方がわかったのだ!

その恋人が桂木洋子。60年代の桂木洋子は久しぶりで色気がでていた。

 

内容がなんだかねぇ・・・・・・。

 

監督の演技指導は厳しかったんじゃないかと思わせるいづみちゃんの演技が見どころです。

そしてでました武智豊子!函館で売春宿を経営するやり手ババァ(笑の役がはまってます。