日本映画1920-1960年代の備忘録

1920年代の無声映画から1960年代前半の日本映画

風のある道  1959年 日活

監督 西村克己 脚本 矢代静一 山内亮一 西村克己

出演 芦川いづみ 山根寿子 葉山良二 小高雄二 北原三枝 清水まゆみ

   大坂志郎 信欣三 細川ちかこ 岡田真澄 芦田伸介

 

令和3年1月1日

子どもの頃、祖母がお正月のおせちなんかを食べているところをみたことがない。

みんなにお雑煮を作ったりしているだけでいつ食べていたのか記憶にない。

子供心になんで祖母はみんなと一緒に食べないのだろう?と不思議だったが、ここ数年、私もお正月がそんなに楽しみでもなくなっている。あれ食べて、これ食べて、あれも食べたい!なんて思うこともなくなっていて、一番好きなお雑煮もそんなに楽しみではないのだ・・ということが今日感じられた。去年まではそれでもお雑煮にいれるお餅はお団子屋さんにのしもちを注文に行っていたが、今年のお餅は一昨年の(笑 暮れにスーパー勤務の方からもらったなにかの景品のさとうの切り餅。それまでならお餅好きなのでなくなっていたハズなのに5袋もらった中で去年食べたのはたったの一袋(5枚入り)。よって、去年の暮れにまだ4袋20枚の切り餅があった。ちなみにその賞味期限は去年の11月だがまだまだ大丈夫です。

 それでも(もし足りなかったらと)不安だったのでスーパーで切り餅パック一袋購入しておいた。

さらに暮れにアサヒスーパードライを2箱買ったらおまけでさとうの切り餅パックがついてきた(私はお酒は飲めません 家人のビールです 笑)

お正月のお餅がさとうの切り餅というのは人生初・・・。

そしてこれからもそうなる・・と思う。今年はコロナの影響でお団子やさんに行くのがイヤだとかじゃない(笑。

 これが歳をとっていく最中なのだ・・な・・・。だから祖母もお正月だからといってどうってことなかったのだ・・・と思う。

  去年まではトップスのチョコレートケーキを買っていたが、並ぶのがイヤだったので山崎のチョコレートケーキをスーパーで購入。これもコロナで並ぶのがイヤというわけではなく、わざわざデパートまで行くのは面倒だ・・という理由。ちなみに家からデパートまでは歩いていけます。10分で到着する(それでも行かない 笑)それに山崎のチョコレートケーキとトップスのチョコレートケーキの違いが微妙にわからない・・なにか同じような味だし、クルミもはいってるし(笑。

 

さてお正月は芦川いづみちゃんから(笑。

 

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大坂志郎、山根寿子夫妻には北原三枝芦川いづみ、清水まゆみの三姉妹の娘がある。

長女の結婚式に次女のいづみちゃんと三女で大学生の清水まゆみがウエディングドレスをもっていく場面から始まる。

 

北原三枝の夫となる人は岡田真澄で北原は元モデル、岡田は貿易商というカップル。

洒落たアパートに住む。

 

いづみちゃんはお花の宗家の跡取りの小高雄二と将来は結婚する予定でいづみちゃんのお花の腕前は評判だ。ふたりはいいカップルになるだろう・・と思わせるが、お花の展覧会に子供が飾ってある作品のひとつにあった蝶を取ってしまう。

回りの大人に囲まれ責められる子供・・・そこへ謝りにきた男性が葉山良二でその子供は知恵遅れで彼のいる学園で世話している子供だという。小高雄二はそれを冷ややかに見ている。いづみちゃんは葉山と小高の様子をみてなんとなく葉山に興味をもつ。

 

それと同時に大坂志郎、山根寿子夫妻の問題もでてくる。

 

母親の山根は、いづみちゃんと小高雄二の結婚には大賛成で娘は幸せになると思っている。ある日、母親に誘われ富士山の麓の湖へ行くと滞在しているホテルに小高雄二が来ている。いづみちゃんは母親にやられた・・・と思うがバーで酔ってしまう。

葉山が好きになった自分・・・小高とはどうするのだ?と思うと酔わずにいられなかったのか・・・そこで強引に小高の部屋へ・・・・

 

いづみちゃん!(笑。

 

まぁ、葉山と結ばれることになるのだろうと思って退屈な映画だったが、

途中、山根寿子が葉山がもっているチェーンに気づく場面があり、それは結構おもしろかった。大坂志郎と結婚する前、山根はつきあっていた男性 芦田伸介がいた。

彼は研究のために満州?に渡ってしまい、そこで死ぬのだが、葉山がもっていたのは別れ際、芦田伸介に渡した懐中時計のチェーンだったのだ。

えーーーー!もしかして葉山が山根の息子!と思ったがそういうことではなく(笑、

その後、結婚した大坂志郎は山根が生んだ長女、北原三枝がもしかしたら芦田伸介の娘?かもしれないということなのかよく喧嘩していた・・・という話が映画の冒頭ででてくる。

 

さらに三女の清水まゆみが葉山を好きになってしまい、ブラジルへ行く葉山になんと求婚(笑 するが あっさりふられ・・・

 

小高とアメリカへ行く日は葉山がブラジルへ旅立つ日だった・・。

 

いづみちゃん!(笑。

どっちを選ぶのだぁ!私ならお花の宗家の息子、小高雄二だが(笑。

 

芦川いづみにぴったりな役どころ。優しくて大人しくて可愛いのです。

いづみちゃんファン必見ですがお話はメロドラマです(笑。