日本映画1920-1960年代の備忘録

1920年代の無声映画から1960年代前半の日本映画

悪の紋章 その2  1964年 東宝

なぜかエンディング部分後日追加された(笑。

実際は2時間13分ほどの映画らしい。

 

佐田啓二を信じて人を殺し(といっても殺したのは彼女の親友の薄弱児)、裏切られた新珠が、山崎努に全てを話、海岸で自殺する。その場に山崎が一緒にいる・・

というところでとりあえず終了・・・で、山崎は後追い自殺するのか?と疑問だった。

 

その後、山崎努佐田啓二が養父を殺したところを映した写真をもって佐田の会社を訪れる。佐田は1000万円を提示するが、山崎は「一桁違う・・」という。

再度訪れて、(この繋ぎが変なのでアップされた方がどこかでカットしたのかも)5億円(だったかな)を提示するも山崎は「一桁違う・・」と言って去る・・。

佐田の苦悩する背中のアップ!

 

そして佐田は自分の豪邸の庭で真夜中に首つり自殺。

それを見つけた妻の岸田今日子・・・。

 

場面がかわり、岸田今日子の父の会社。

父に自分が遺体を部屋へ運び、医者にいいくるめて突然死(病名忘れた 脳溢血かなんか)にしてもらったから無事に済んだとにこやかに笑う。

父は佐田の財産は全部お前のものになる…と言っている。

 

で、なんだかまた場面がかわり、その父の元へ山崎が現れ、自分を陥れた人間が岸田今日子の父であった・・・と八ミリ持参で佐田の殺人現場をみせる。

(多分)山崎を逮捕させるために仕組んだ罠に協力した最初の人物だったらしい。

焦る岸田の父・・・

 

でもって今度は探偵社に紹介してくれた元警察の先輩、大坂志郎の家。

山崎は仕事もろくにせずにすみませんでした。もう一度働きたいと言うが、大坂志郎は怒って拒否。山崎は不敵な笑みを浮かべて去る・・・

 

終わり(笑。

 

で、山崎は佐田からお金をもらったのか?岸田の父からはどうなんだ?そして岸田今日子ってなんだったの(笑。

お金があるなら働く必要もないのにしがない探偵社でまた働きたいとかいうのはお金はもらってないから?佐田を自殺に追い込んだので仇が討てたから?

 

だが、大坂志郎にこと断られて、あの笑みはなんだ?

メークと表情ですっかり悪人になった山崎努の表情はよいがなんだかさっぱりわからない(笑。