日本映画1920-1960年代の備忘録

1920年代の無声映画から1960年代前半の日本映画

続 青い山脈  1949年 東宝

監督 今井正 脚本 井出俊郎 今井正

出演 原節子 池部良 龍崎一郎 若山セツコ 杉葉子 小暮実千代 藤原釜足 

  三島雅夫 原ひさ子 伊豆肇 岡村文子 高堂国典 英百合子 

 

なんとアマゾンプライムビデオで無料放送中でした・・・

マイビデオにいれて忘れていた(笑。

暴漢に襲われた龍崎一郎を見舞いに芸者、小暮実千代は妹の若山セツコを連れて医院を訪れると後から原節子がやってくる。初めて見た原節子に小暮は「勝てない・・」と内心思う・・・表情が絶妙。

そして理事会が開かれる。ここで窮地を救うのは理事長、三島雅夫一派の悪事を知っている小暮実千代がチクチク嫌みを言ったりする。

 

この席に老人がいて、高堂国典なのだが以外に(歯がないのに?)活舌がよく、こんなにセリフをいうのは見たことがない(笑。

 

また前編では影が薄かった国語?の先生の藤原釜足の出番があった。

 

杉葉子にニセ手紙を出した女学生は夜、学校へ忍び込み、自分が書いた手紙を盗もうとするところを宿直の藤原に見つかるが、藤原はそのことを担任の原節子だけに言う。

なかなか良い教師(前半はそうでもなかった)。

 

杉葉子はニセ手紙の女学生と仲直りし、めでたしめでたし・・・

そして原節子龍崎一郎、伊豆肇、若山セツコ、杉葉子池部良はサイクリングに行って(このシーン有名 みんなで自転車をこぐ)なんと龍崎は生徒の前で原にプロポーズ。原は恥ずかしそうに「あなたが私のことをよくみて決めたならお受けします」と

いうのだ。

 

続編は先が読めてイマイチだった。

男女が町を一緒に歩いているだけでこんな騒ぎになったなんて今では信じられない。

 

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好きなお方のためなら腕の一本ぐらい折られたってねぇ・・という小暮実千代

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ひたすら美しい原節子