日本映画1920-1960年代の備忘録

1920年代の無声映画から1960年代前半の日本映画

透明人間現る  1949年 大映

監督 脚本 安達伸生

出演 月形龍之介 喜多川千鶴 夏川大二郎 水の江滝子 上田吉二郎

 

日本初の大トリック映画。戦後復帰作として大映円谷英二に特撮を依頼した映画とある。意外にすごい(笑。

 

透明になる薬を開発した博士、月形龍之介。彼には喜多川千鶴の娘がいるが、彼の部下で研究者の男性ふたり(夏川大二郎、小柴幹治)から求婚されている。

博士は透明になる薬は開発できだが、戻す薬はまだ開発していないので自分だけの秘密にしていたが、博士の研究の出資者?で会社社長の男がそのことを知る。

その男は実は窃盗団?である宝石を狙っている。そこで博士の薬を手に入れて透明人間に盗ませようと、博士の部下のひとり、小柴幹治に博士のために実験に協力してくれと薬を飲ませる。その薬はしばらくすると狂暴になり、元の姿に戻るには死ぬしかないのだ・・・。

 

宝石を狙う一味にまだ若い?上田吉二郎!

そして映画の上でもスター役の水の江滝子が登場する。

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水の江滝子

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男装した水の江滝子 後ろに喜多川千鶴と夏川大二郎

夏川大二郎は若いときの映画ばかりみていたので1949年当時は意外に老けていた(笑。

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夏川大二郎と喜多川千鶴

喜多川千鶴は夏川を気に入っているのだが、私は小柴幹治(消息不明)という人のほうがハンサムだと思った(笑。

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小柴幹治

月形龍之介の博士役も必見(おもしろいという意味で 笑)