日本映画1920-1960年代の備忘録

1920年代の無声映画から1960年代前半の日本映画

奥羽系マタギの世界  NHK特集  1987年

山さ行がねが・・・の記事にはまって、ついでに登山の動画を観たりしていたら、100年前に北海道の開拓部落で起きたヒグマの襲撃事件の記事になんとなく行きついた。

怖いものみたさで出来事を読む・・・もう恐ろしい!その後、動画で1970年に起きた九州の大学生5人のうち3人が北海道の山でヒグマに襲われ死亡・・・それを14年後?くらいに民放が検証を行った番組の動画に行きついた。

死亡した大学生の両親にもまたインタビューしている。母親は息子のことを話ながら涙・・・。今ならこんなインタビューは行わないだろう。

番組では事件の概要と、クマ牧場で熊の特性を知るための実験の様子もあった。

遺体は麓までおろせないので山で荼毘にしたという。当時のニュース映像もあり

ヒグマの怖さに震えた・・・

 

ここまでは好奇心だった。

 

動画を観ていると視聴者の関心のありそうなその関連した動画が右にでてくるけれど、

クマばかりみていたせいか(熊に遭遇した時の対処法とか 笑)秋田のマタギの動画がでてきた。NHKが1987年に放送した特集がアップされていた。

マタギというのは獲物をおって山へ入り、昔はその獲物を近くで売って金に換え生活していたという。

1987年でもこんなにマタギっていたんだがまずびっくり。

ただマタギを専業としている人はマタギの頭領 松橋金蔵さんを含めて4人程だという。その松橋金蔵さん81才に焦点をあててマタギのことを記録している。

さすがNHK。よくできてます!

金蔵さんはその年の春で頭領を辞めるのだが、15才から66年間マタギだった人。

春のクマ追い猟で無事クマTを仕留め、金蔵さんが自分の名前と歳、そしてその日の年月日を木に彫って山をおりる・・・という場面で涙がでてしまった。

陳腐な映画よりよっぽど泣けた。金蔵さんだって泣いてないのに(笑。

 

www2.nhk.or.jp

 

次に探検家 成瀬洋一 北アルプス未知の大渓谷に挑む を観る。

これもNHKで放送されたものらしい。

高校の社会科?の先生 成瀬氏は51才。沢登りのプロ?で未踏の大渓谷、

北アルプスの落差350m!の称名滝を上り、その先の谷の探検を行うというドキュメント。

 

沢登り・・・って断崖絶壁登ってます(笑。もう観ていて腰から下がスース―しました。

そして、探検家の方よりもこのドキュメントを撮るために

同行したカメラマンに感動しました。

だってカメラ担いで沢登ったり、下ったりしてるのよ・・・(汗。

だから渓谷の最後まで行ったとき、同じ場所から探検家を撮っているのですわ・・。

 

2014年?くらいの番組なのでドローンで勘弁してもらうってことはできなかったのでしょうか 笑。(実際 ドローンも使われているでしょうが)。

山岳ドキュメントのカメラマンてほんと凄い。

www.youtube.com

寝たのは3時頃で本日の起床は7時半・・・外はまた雨が強くなってきました。