日本映画1920-1960年代の備忘録

1920年代の無声映画から1960年代前半の日本映画

アカシアの雨がやむとき   1963年 日活

監督 吉村廉  脚本 棚田吾郎 砂山啓二 原作 川野京輔

出演 浅丘ルリ子 高橋英樹 葉山良二 西田佐知子 菅井一郎 高野由美

   佐野浅夫

 

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なんと、芦川いづみちゃんの「結婚相談」が今アマゾンプライムで無料視聴可能。

もし見ていたら、DVDは買わなかっただろう・・・

その意味は・・・買う価値が感じられなかった(笑。

 

西田佐知子の「アカシアの雨がやむとき ♪」の歌謡映画??

浅丘ルリ子が今でいうセクハラ、パワハラを受ける。その時代は普通におこる出来事だったのだろう。

高橋英樹は偶然絵を描きに行った旅先で浅丘ルリ子を助けるが好きになってしまう。

なかなか二人が再会できないのはなんだか「君の名は」のパクリみたいだった(笑。

 

結局、高橋英樹は喧嘩が原因で両目が失明。それを浅丘が励ます・・・みたいな終わり方。

高橋英樹の知人でナイトクラブでピアノを弾いている作曲家が葉山良二だが、

後年、浜田光夫と行った名古屋のクラブ?かなんかで浜田が失明寸前にまでなった事件の当事者でもあるのはなんたる皮肉(-_-;)。

 

ところでこの映画、あらすじはどうでもよいとして(え?)

当時の東京の景色がでてくるのが良い。

 

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確かに私が子どもの頃の街並みってこんな感じだった

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線路際もこんなだったし

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この川や橋はいまでも存在するのだろうか?埋め立てられちゃったのだろうか?

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そういった意味で見る価値あり(笑。

 

ところで西田佐知子という人、そしてその歌も私も知ってはいるが顔は思い出せなかった。

関口宏の奥さんになった人だ。この映画ではもちろんふんだんに出てくる。

見ると美人だし、セリフもまぁまぁだし。

だけれど、なんていうか特徴のない美人?な女性なので

彼女は関口宏と結婚して引退?(したのだろうか)が正解だったように思う。

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これが西田佐知子だ!