日本映画1920-1960年代の備忘録

1920年代の無声映画から1960年代前半の日本映画

娘の季節 1968年 日活

監督 樋口弘美 脚本 馬場当

出演 和泉雅子 芦川いづみ 日色ともゑ 杉良太郎 川地民夫 北林谷栄

   中尾彬 藤竜也 

 

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アマゾンより

 

後は野となれ山となれ・・・という感じで世の中(日本)すすんでます♪

「絶対儲かりますよ」が詐欺なら「安心、安全」はどうなんでしょうか(笑。

ニュース報道をきいてこんなに腹立つことって人生初。

マスコミにもかなり疑問を感じる。

 

 

さて、

川崎?あたりの路線バスの車掌をしている和泉雅子の恋人は同じバスの運転手をしている杉良太郎だが、杉は家の事情でなかなか結婚の話をしてこない。

 

バス会社では服装にうるさく、事務方をしている芦川いづみが指揮をとっている。

彼女は車掌だったのだが事故で腕を一本なくし、今は内勤なのだ。口うるさいので車掌の女性達の間では評判がよくない・・・。

 

和泉雅子には田舎から出て来た兄、川地民夫がいるが、川地の恋人は和泉とおなじバス会社の車掌、日色ともゑだ。だが、日色はバスの乗客?で学生の中尾彬(細い!)に魅かれていき、川地はふられる・・・。

 

なんだか、車掌の労働環境改善とか、日色ともゑがシングルマザーになっちゃうとか、ついでに川地民夫が次にできた恋人と自殺しちゃうとか、嫌な女だと思われていた芦川いづみは実はいい人だとか、最後は杉がやっとプロポーズしてくれる気になってめでたしめでたしなんだけど、面白かったのは最初だけだった。

 

冒頭、和泉雅子が杉の運転のバスで働いている。乗客のいたずらで停留所でおいて行かれてしまった和泉雅子がバスを追いかけて走る!走る!そこへ兄、川地民夫が現れ・・・とテンポがよく、和泉雅子も元気はつらつ!・・・がなんだかどんどん暗いほうへ話がいくのだ・・・それがおもしろくないのね・・・安易で(笑。

 

途中、30円?のバス代を払うのに5000円札を出して結局おつりがないから無賃乗車するおばあさん、北林谷栄がなかなかよかった。

と書いたが、北林谷栄の出番は中盤でもあるらしく・・・しかし、寝ていた(;'∀')

 

ところで、日色ともゑの日色ってどう読むんでしょうか・・・読めません。

彼女は私が子どもの頃テレビドラマ?で見た顔です。

どちらかというと清楚な役の女優さんというイメージでした。

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劇団民芸より 日色ともゑ