日本映画1920-1960年代の備忘録

1920年代の無声映画から1960年代前半の日本映画

火の鳥 1956年 日活

監督 井上梅次 脚本 猪俣勝人 井上梅次

出演 月丘夢路 大坂志郎 三橋達也 仲代達矢 中原早苗 山岡久乃 安部徹

   織田政雄 市村俊幸 金子信雄 北原三枝 芦川いづみ フランキー堺 長門裕之

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コロナ感染者も順調に増加し、来日した選手や大会関係者、はたまた日本のボランティアと毎日こちらも10人、20人と感染者数を伸ばしております。

文学少女でしたので前からスポーツイベントの最中は色々と我慢を強いられてるんですが、とにかくテレビがオリンピック一色なのはほんと、勘弁して欲しい。普通のニュースが見たい。オリンピックで刺激されるのはせいぜいナショナリズムぐらいですね私。

 

 

さて、月丘夢路さんがなんとイギリス人と日本人の間に生まれたハーフ。青い目と金髪らしいのだが、白黒なのでわからない(笑。ただし髪の毛はかなり脱色して染めているのはわかる。

これだけ綺麗に撮ってもらえたら、月丘夢路井上梅次監督と結婚したのがうなずけるた映画です。

 

バラ座のトップ女優の月丘夢路。彼女と4人の男性の関係を描き、そして彼女の生き方を描いた物語。

 

バラ座の演出家とは愛人関係だが、ある日映画出演の誘いを受ける。月丘は乗り気になり愛人の演出家の承諾で日活の撮影所へ。そこで新人の大学生、仲代達矢が目に留まる。彼はなんとか月丘に取り入って月丘の相手役になりたいのだ。

 

北原三枝の誕生会に呼ばれた月丘はそこで仲代達矢と話す。自分を推薦してくれという仲代。月丘は仲代の若さに魅かれるのだ。

晴れて相手役になった仲代との映画は大ヒット。その後、二人は男女の仲に・・・。

 

ある日仲代から呼び出されいつも行く銀座のバー?へ行くと大学の演劇部の子だと中原早苗を紹介される。大学の演劇に月丘も出て欲しいと頼まれる。

この時の中原早苗の幼いこと。

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仲代達矢中原早苗

その後、バラ座で講演を続けるが、仲代と過ごすため講演をすっぽかしたりする月丘。すっかり仲代のとりことなる。

 

大坂志郎の役がスパイス的で脚本がよかった。

 

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入浴中の月丘夢路