日本映画1920-1960年代の備忘録

1920年代の無声映画から1960年代前半の日本映画

おふくろ  1955年 日活

監督 久松静児 脚本 井手俊郎 原作 田中千禾夫

出演 望月優子 木村功 左幸子 宍戸錠 千石規子 二木てるみ 沢村貞子

   高田敏江

   

 

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母と息子のお涙頂戴もの・はっきりいうがおもしろくない(笑。

 

望月優子は夫を亡くし、大学生で就職を控えた息子、木村功、高校3年生?の左幸子と暮らしている。

そもそも母子家庭であの時代、どうやってふたりの子供を学校に行かせているのか非常に謎。しかも仕事をしているふうでもない。

 

息子は母に黙って仙台の銀行へ就職を決める。それを知って悲しむ母。

左幸子は運動が得意な女子高生。活発で兄ともよく喧嘩するが仲は良い。

 

ところが仙台へ旅立つ直前、息子が体調を崩してあっけなく死んでしまう。

いまならコロナだろう(笑。

 

その後の望月優子の老け方が凄い。母からきなりおばぁさんになってる!

 

木村功の同級生が宍戸錠。木村亡きあと望月を訪ね、木村が用意した背広を着て見せる。それを見て泣く母。

 

題名は「おふくろ」だが、兄妹は「おかあさん」と呼んでるし、母の悲しみとか兄妹の様子とかを表現しようとしているのはわかるがなんだか焦点があいまいで退屈きわまりなく、見終えるのに4日かかった(途中で寝るので 笑)。

井手俊郎脚本だし久松静児監督だして期待は大きかったぶん、がっかり度も満載な映画でした。