日本映画1920-1960年代の備忘録

1920年代の無声映画から1960年代前半の日本映画

おかあさんの学  1962年 東京シネマ

演出 八木仁平 脚本 吉見泰

出演 小峰千代子 田中筆子

 

www.kagakueizo.org

 

28分ほどの教育映画。なんと 貯蓄増強中央委員会という暮らしの金融に関する広報活動をしていた団体が企画して作られた。

 

 

母の古希の祝いの席で息子3人とその妻が集まって食事をしている。

おかあさん(おばあさん)は最近学んでいて物知りになり、暮らしの経済について知識を披露すると息子や嫁たちが感心する。

このおばあさん役の人の顔はなんだか見覚えがあるが名前がわからなかったが、小峰千代子という人だった。その他では長男?の嫁役の田中筆子がいたがそれ以外は知らない。

 

f:id:nihoneiga1920-1960:20210814132506j:plain

小峰千代子

wikiだと小峰千代子は1907年生。田中筆子は1913年生で6歳しか違わない。

f:id:nihoneiga1920-1960:20210814132624j:plain

田中筆子

おかあさんが途中でテレビをつけると日本経済に関しての番組が放送され、

外貨を稼ぐのに、例えばイギリスではスコッチウィスキーは自国で消費せず、全て輸出しているとか(ホントに?!)言う。また身の丈にあった設備投資をしないといけないとかなんとか。

また中小企業では生産管理がまだまだうまくいっていないとかなんとか(ほぼ忘れた 笑)。

 

白黒だけれどまだ55歳の小峰千代子が70歳の古希役。ただ、この人若い頃から婆や役をしていたらしい。第二の飯田蝶子系の人。

f:id:nihoneiga1920-1960:20210814133332j:plain

みんなで集まり古希のお祝い