日本映画1920-1960年代の備忘録

1920年代の無声映画から1960年代前半の日本映画

警視庁物語 深夜便130号列車  1960年 東映

監督 飯塚増一 脚本 長谷川公之

出演 堀雄二 神田隆 花沢徳衛 中山昭二 松村達夫 菅井きん 加藤嘉

   山茶花 河野秋武 織本順吉 小宮光江 利根はる恵  風間杜夫

   稲葉義男 山本麟一

 

 

www.toeich.jp

 

このシリーズ見たさに東映チャンネルを契約していると言っても過言ではない。

 

ドキュメンタリータッチ?というか当時の街の様子が記録されている貴重な刑事物語

撃ち合いとか派手なアクションは一切ないのが最高で皆足で捜査するこの地道な物語は逆に実感+懐かしさを感じる。

 

ここでは汐留駅三河島、大阪の天王寺あたりが映っている。

 

なぜか今回は刑事課長が松村達夫だったんだけど、やはり松本克平のほうがいいなぁ。

 

キャストを調べていたら野球帽の少年役は風間杜夫とあった。彼は子役から活躍していたのは知っていたがここにもでていたのか。

 

さらに少ししか出てこないのに、利根はる恵河野秋武織本順吉加藤嘉山茶花究、稲葉義男という古い映画ファンなら嬉しさ一杯な出演者。

 

その後の映画の低迷でテレビ時代劇ではよく知る悪役、中山昭二や山本麟一、そして神田隆や堀雄二はいつも感慨深く拝見しております(笑。

 

花沢徳衛ってこのシリーズでは欠かせない役柄だ。

 

アマゾンでシリーズのDVDが発売されているのだが・・・欲しいなぁ。

 

汐留貨物駅に送り主も受取人もわからないスーツケースが大阪の天王寺から運ばれた。

中には全裸の女の死体が!ところがなかなか被害者も身元もそして送り主もわからない。まずこの展開でドキドキ。

大阪へ捜査に飛んだ刑事たちは大阪府警の刑事と協力して捜査するが、なんとそのスーツケースは東京の墨田川貨物駅から送られたことがわかる。しかし女の身元はわからない・・・

 

最後は夜行列車でのハラハラドキドキ。80分の映画だが中身が濃くて全く飽きない。

 

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アマゾンより