日本映画1920-1960年代の備忘録

1920年代の無声映画から1960年代前半の日本映画

警視庁物語 逃亡五分前 1956年 東映

監督 関川秀雄 脚本 長谷川公之

出演 堀雄二 南原伸二(南原宏治)神田隆 松本克平 山本麟一 須藤健

   星美智子 小宮光江 日野明子 滝廉太郎 冨田仲次郎 伊藤久哉

 

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アマゾンより

アマゾンで警視庁物語シリーズ№1のDVDセットが安くなったので・・・購入してしまった。

この中には入っていない「顔のない女」は東映チャンネルで録画してある。「謎の赤電話」は今後東映チャンネルで放映されたら良いとおもっている。

 

当時の東京の街が映っていて懐かしいし、それに派手なアクションはないのが気に入っていたが、第一回は意外にドンパチがあった(笑。

 

連続タクシー強盗を追う刑事の物語。堀雄二より南原伸二のほうが主役っぽいが登場する刑事が全て主役感がある。

盗んだ拳銃はなんとアメリカ人(軍人?)のお屋敷から盗ったものだったり、土手の風景が今と比べて殺風景だったり、そして東京駅にある(という設定?実際あったのか?)理髪店の様子が見どころでなんとワイシャツの洗濯までしてくれる。

 

まず疑われたのが農林省の係長の男だが、その男の愛人を突き止めるところから始まる。

 

さらに当時の浅草六区の賑わいも凄い。花沢徳衛、南原伸二の変装(おとり捜査?)もみどころで特に南原伸二は次回の変装するのだ。

この時にはまだ刑事の顔がきまっていないようで私がみ始めた回にはいなかった刑事関山耕二がいる。

 

また泥棒を働いたのが冨田仲次郎。この人、「暁の追跡」でも悪役だ。

 

女優さんは知らない人ばかりだ。

 

これが第一作とばかり思っていたら「終電車の死美人」が第一作とある。

ただ脚本家も違うのでこのドラマが好評だったので後のシリーズに繋がったらしいがみてみたい!

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