日本映画1920-1960年代の備忘録

1920年代の無声映画から1960年代前半の日本映画

ギャング忠臣蔵  1963年 東映

監督 小沢茂弘 脚本 松浦健郎

出演 片岡千恵蔵 高倉健 鶴田浩二 佐久間良子 三田佳子 梅宮辰夫 今井健二

   神田隆 安部徹 花沢徳衛 進藤英太郎

 

12月に入ると昔は忠臣蔵の映画をテレビで放映していたが最近ではせいぜいBSかCSで放映するくらいだ。

これはヤクザの忠臣蔵物語。浅野組と吉良産業がでてくる。

 

北九州を本拠地とする浅野組。今は会社組織となっており社長、浅野(高倉健)は

新婚旅行で新妻(三田佳子)とパリへ・・・(え 笑)。

三田佳子は浅野組や吉良産業を統括する柳沢総社のトップの娘で、なぜか吉良(安部徹)がパリに現れ、自分を振って浅野と一緒になった三田を訪ねたりする。

そこには浅野のおつきでパリへ行った、幹部の進藤英太郎江原真二郎がいる。

パリのナイトクラブでシャンソンを唄っているのが佐久間良子(え)、進藤英太郎は女を買いに夜道を歩いていると美人が通りがかる・・・実はそれは囮で後から現れた鶴田浩二に金を出せと脅されるがそこはヤクザ、なぜかパリで決闘(笑。

しかし鶴田は血を吐き、進藤英太郎は慌てて社長の高倉健に連絡、高倉健は鶴田に金を渡して情けをかける・・・。

 

日本では吉良の子分が大暴れし高倉健は殺されてしまう。吉良は一気に浅野のシマを奪おうとパリからきたギャングが連れてきた殺し屋とともに浅野が経営しているホテルへ。そこでは浅野の専務、片岡千恵蔵がヤクザから足を洗えと皆に金を配っているのだった・・・。

 

だがなぁ・・・これ前編?で終わりになっていてその後どうなるのか続編があるのだろうと思った。調べたらどうも続編がつくられてないようでなんかあんまり面白くないのに我慢してみて騙された感じ。

出演者は豪華だったけれど警視庁物語の神田隆とか今井健二とか花沢徳衛なんかもいてオールスターで力が入っているわりには評判がよくなかったのか続編をつくるのはやめた?って思う(笑。

だから忠臣蔵といっても敵討ち場面がなくて海岸に47人が集まって・・・というところで終わるのだよこれが。

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スカパーより