日本映画1920-1960年代の備忘録

1920年代の無声映画から1960年代前半の日本映画

若者の旗  1970年 

監督 森川時久 脚本 山内久

出演 田中邦衛 山本圭 佐藤オリヱ 松山省二 石立鉄男 町圭子 入江洋祐

   稲葉義男 松本克平 山口果林 橋本功

 

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日本映画

ここ最近はつまらない邦画ばかりで記事が書けない(笑。

久々に面白かったのが「若者たち」「若者はゆくー続若者たち」の3部作、最後の

「若者の旗」。

前にユーチューブでテレビドラマ版をアップしている人がいて見ていた。

映画版は初めてで、気づいたのが「若者の旗」だったのですでに前2作は放映されて

調べたら5月に再放映されるので忘れないように録画しなければ・・・。

 

テレビドラマは1966年に始まり非常に好評だったそうで、私が子どもの頃は

まだこんな感じの人たちはたくさんいて日本は貧しかった。

テーマ曲は私も覚えている。

君の~行く道は~果てしなく遠い~~♪って子供の頃ほんとに人生って果てしない感じだったけどあっと言う間に果ての手前に今はいる感じがする。

 

私の佐藤オリヱの記憶はやはり寅さんの第2作で、坪内散歩先生という寅さんが中退した学校の英語の先生(東野英治郎)の娘役。声が可愛いし、頭よさそうだし、優しいし。第2の芦川いづみちゃん❣!この映画を見終わったあと、「寅さん」の第2作もちょうど衛星劇場で録画したので続けてみちゃったし。

 

で、この3作目、山本圭とモーレツ社員でお金が欲しい弟の松山省二の対比とか考えさせらる。

松山省二が香港に行く・・・って感じで終わるのは4作目を意識したのかもしれないが

これ以上映画がつくられることはなかった。

世間がだんだん裕福になって時代が変わったからか?

左寄りであることは間違いない。

できればまたテレビドラマ版をみたい。

 

ところで松山省二の恋人役の女優さんの名前がわからない。俳優座の人だと思うけど。

新人として山口果林がでてくる。最初は気づかなかった(笑。

 

でもやっぱり佐藤オリヱはいいなぁ。

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寅さん第2作の佐藤オリヱ