日本映画1920-1960年代の備忘録

1920年代の無声映画から1960年代前半の日本映画

さくらの家を見に行く

小岩菖蒲園行き、男はつらいよ 第2作の坪内散歩先生宅訪問・・・おもしろいので

さくらの家を見学することにしました。

 

ネットで検索するとさすがに寅さん映画ですからロケ地探訪している方が多く、地図までアップされてたりして、いい時代になりました(笑。

同時に 看護婦さん役の十朱幸代のアパートとか、とらやに就職した大原麗子が引っ越してきたアパートとか、香川京子の娘の林寛子が英語塾をしていた自宅も載っていたので江戸川駅から江戸川沿いに歩くという道順を考える。

 

日暮里から京成線に乗る。去年は千住大橋へ行ったなぁ・・・各駅停車なのでお花茶屋に停まった。中学の同級生でお花茶屋に住んでいた子の家へ遊びに行ったことを思いだした。彼女の家は大きな和風建築で今思えば茶室があった。多分地主かなんかだったんだろうと思う。顔も名前も忘れてしまったがどうしているだろうか。

私は中学から私立へ行ったのでいろんなところから皆来ていた。当時は良く知らなかったが、三番町に住んでいた同級生がいた。彼女が得意げに「三番町」と言ったのは都内有数な高級住宅地だったからか・・・とわかったのは大人になってからでした(笑。

吉祥寺の同級生は彼女の家の豪邸の2階の廊下に鎧兜の置物(等身大だよ)が鎮座していて平民だった私はなにか生まれの違いを感じた。

 

で、もとい・・・

江戸川駅から土手に上がらず、土手沿いの一段低い道路を歩く。

まず見えてきたのが十朱幸代のアパート。アパートというよりビルだ。

次に大原麗子のアパート・・・実は参考にした地図がおおざっぱだったんでこのアパートかと思い写真を撮ったけれど、家で確認してみると違っていた・・土手沿いに2棟同じアパートが並んでいるんだけどそこじゃなくて、もう少し先の土手沿いより奥でした。

 

しかし当日は気づかず・・・

次はさくらの4番目の家。ここはまだ建て替えもしておらず同じ家でした。

そしてさくら3番目の家ですが、どこだかよくわからない(笑。

適当に写真を撮っておく。

 

そして今は北総線が通ってしまったさくら一番目の家後。鉄塔はあるのですぐにわかった。北総線の横が公園?のようになっていて、さくらの家あたりで座って一休み。

 

そして林寛子が英語塾をやっていた自宅。自宅沿いの道はすぐわかったが、ネットで確認できたその家はすでに取り壊され、マンションなんかが立ち並んで一体どこだか検討がつかない。

 

帝釈天参道で草団子でも買って帰ろうと住宅地をグネグネ歩くと帝釈天の右の道へでた。

帝釈天を目指して歩いていると、昔の地主だったような家の門があったので写真に収めた。どうも無人となっているようだが、立派な門だ。

そうしたらなんとその家・・・第18作で柴又のお嬢様だった京マチ子の実家という設定で映した門らしいことが家に帰ってからわかった。(一応その日の発見)

 

草団子は食べ比べたいと思い、初めて亀家の草団子を買った。お店にの人にあんこは粒あんこしあんかと訊かれたのは初めてで柴又の草団子は粒あんだけかと思っていたのでびっくり。

 

高木屋で柴又もちというよもぎのダイフク?の宣伝をみて買おうと思ったら売り切れでした。

この日は柴又から帰宅。

 

そして本日、晴れてはいるが、風は冷たい、湿気がない、という最高な土手歩きに適した天候。さくら2番目の家と家を買う前に住んでいたアパートを見に行く。

 

西日暮里から千代田線で金町へ。常磐線と千代田線の違いが昔からはっきりしない(笑。

金町から二つ目のバス停で降り、徒歩3分とグーグルは言うが、歩いても時間はおなじなので歩きを選択。前に葛西神社の帰りに歩いた道だからなんとなくわかる。

東金町って「とうがねちょう」って読むのかと思っていたら「ひがしかなまち」とルビが住居表示にふってあった(笑。そうか、金町のひがし ってことね。

 

都道501号とかいう大きな道を渡るんだけど、時間帯なのかほぼ車がとおっていなくて田舎な雰囲気・・・なんだか東京の果てにきてしまった感があった。

途中、浄土宗 光増寺というお寺がある。

 

江戸川方面にひたすら歩くとさくら2番目の家がある。

隣の空き地はすでに家が建って、その坂を博さんが自転車漕いで出勤してたんだね。

 

その後、土手に上がり、ひたすら帝釈天を目指す。

途中常磐線で土手の下へ降りないといけないんだけど、線路のすぐわきを自転車を押して上がってきた人がいたので階段にでもなっているのかとそのまま行ってみたらなんと地元の人たちがつけたと思われる道筋がついていただけだった(笑。

 

江戸川の土手

 

土手にはよもぎと思われる草がたくさんあった。

 

よもぎ・・・だよねぇ?

 

寅さんが坪内先生に江戸川でとれたウナギが食べたいと言われ、しぶしぶゲンちゃんと釣りをしていた同じ場所で釣り人発見(笑。

 

やはりウナギを釣っているのだろうか(笑。

 

 

帝釈天参道へでて高木屋で草団子と前回買えなかった「柴又もち」を購入。

 

柴又駅を右に見つつ、途中「市川のトマト」とバナナを買う。JA市川のトマトだ。

そしてさくら一家で住んだアパートへ向かう。

すでにアパートは取り壊されて普通の家が建っていた。寅さんが歩いた線路際の道も撮る。

 

寅さんが歩いた道

柴又駅はすぐだが、どうせ高砂駅で乗り換えないといけないのでそのまま高砂駅へ歩く。さくらのアパートって柴又と高砂の中間くらいなんだよね。

 

駅に到着するとちょうど三崎口行というのが来ていたんだけど、乗らなくて良かった・・。日暮里へでるのに京浜急行になっちゃう電車にのると違うところへ行くんでしょ?(笑。

次の電車の急行の京成上野行きに乗車。車内はガラガラだった。

 

土手歩きの前に水を買おうと思っていたのをすっかり忘れ、さらに街中でも忘れ、

高砂のホームで自販機をみて思い出し買った水はおいしかった。