日本映画1920-1960年代の備忘録

1920年代の無声映画から1960年代前半の日本映画

新東宝犯罪捜査 2.殺人と拳銃 1958年 新東宝

監督 浅野辰雄 脚本 浅野辰雄 西沢 治

出演 近藤宏 芦田伸介 岸旗江 左京路子 二瓶秀雄 南博之 立川雄三

   森川くみ子 神本貞也 黒川正 金子信雄(声の出演)

 

近藤宏岸旗江

2話 なんと七人の刑事の芦田伸介登場!ここでも刑事役だった。

 

山の手の住宅に強盗が押し入り、その家の主婦を殺し、金を奪って逃走する事件がおきた。物証からその男は左利きで拳銃はかなりの使い手だとわかる。

本庁の丸山部長刑事(芦田伸介)は射撃の名手である小坂巡査部長(近藤宏)を訪ねてその特徴をもつ男に心当たりはないかと尋ねられるが・・・。

 

小坂巡査部長の幼い男の子は父がオリンピックの射撃で活躍することを期待している。休みの日、小坂は妻と息子を連れて新宿へ映画を見に行く。そこで声をかけてきた高清水(立川雄三)という男。彼は戦時中、フィリピンで憲兵隊代表だった小坂と射撃で優勝を争った男だったが、小坂が警察官だと知るとそそくさとその場を後にする。

小坂は彼が射撃に有能でしかも左利きだと思い出した。一緒の女は近くのストリップ譲で、小坂は高清水の後をつけるが、高清水は小坂の尾行に気づく。

 

ストリップ譲の美紀(左京路子)は入院している妹のために金が必要で、今のパトロンは高清水だ。彼は田舎に金があると美紀に言って金を渡していた。

 

警察の捜査によって高清水が犯人であることがわかるがそれを察知した高清水は美紀と高跳びしようと新橋駅前へ呼び出す。

 

ここで小坂と丸山が今のSL広場が見渡せるバー?で美紀を張る。当時は場外馬券場があってものすごい人混みが映し出される。貴重。

 

この回は芦田伸介の登場でいい感じだが、画像がぼやけてて???だった。

ナレーターで金子信雄が声の出演。どうせなら声だけじゃなく、身体も出演して欲しかった(笑。

 

左京路子というグラマーな女優さんは日活で郷絢子という名前で1956年に映画出演、その後芸名を左京路子と変えた。そして新東宝へ移籍し→左京未知子と改名。

1973年以降は不明とある。