日本映画1920-1960年代の備忘録

1920年代の無声映画から1960年代前半の日本映画

浅草姉妹  1960年 日活

監督 森永健次郎 脚本 小林桂三郎

出演 沢本忠雄 稲垣美穂子 天草四郎 三崎千恵子 こまどり姉妹 木島一郎

   南風夕子 神戸瓢介

 

www.nikkatsu.com

 

日活より

 

50分に満たない映画。動くこまどり姉妹の若い頃は初めて見た(笑。へー、こんな顔だったんだと思った。

 

信夫(沢本忠雄)は 浅草六区の「おくやま」という小料理屋の店主、常吉に拾われ、板前として真面目に働いている。その料理屋の娘、京子とはお互い惹かれあっているのだ。そんなことをしらない父の常吉は、根岸の料亭の息子との縁談をもってくるが京子ははっきりしない。

 

京子と待ち合わせたデパート?の屋上で信夫は女に声を掛けられる。

ルミ(南風夕子)は神戸で銀行強盗をして指名手配中の男、柏木(木島一郎)の情婦で

かつては信夫も金庫破りとしてその一味にいた過去をもつ。

ルミは柏木と会うように言うが、信夫は真面目に生きるのだときっぱり断る。

 

ところが柏木は一度だけだからとあきらめず、おくやまの娘の京子にまで嫌がらせをし、それを知った信夫は一度だけの約束で金庫破りする約束をし、「おくやま」を辞める。店主の常吉は怒って信夫に出ていけというが京子の動揺ぶりをみて娘が信夫を好きなのだと初めてわかるのだ・・・・

 

こまどり姉妹は浅草を流している二人組で小料理屋で歌を歌ったり、信夫の住むアパートの向かいの部屋に住んでいて多少のセリフがある。

この「浅草姉妹」はこまどり姉妹のことだろうけど、こまどり姉妹はあまり関係ない(笑。

アクションあり、歌あり、そして信夫と京子の恋の行方ありで面白かった♪♪

 

柏木という悪い男は確か、刑事役で「事件記者」にでてくる。

それにしても南風夕子という女優さん、本当に本当に1940年生まれなのか??