日本映画1920-1960年代の備忘録

1920年代の無声映画から1960年代前半の日本映画

男が爆発する  1959年 日活

監督 舛田利雄 脚本 山崎巌 江崎実生 原作 柴田錬三郎

出演 石原裕次郎 浅丘ルリ子 北原三枝 白木マリ 小高雄二 木暮実千代

   金子信雄 二谷英明 滝沢修

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なんと木暮実千代が出演♪♪

しかしこの中途半端なタイトルってなんだ?(笑。

 

佐久平の開拓農家の息子、謙作(石原裕次郎)は幼稚園の先生の千恵子(浅丘ルリ子)と恋人同士だが、謙作の家に務める兄(二谷英明)の妹、夏子(白木マリ)にも好かれ

ている。白木マリがほとんどスッピンでやっぱり美人じゃないのがわかる(笑。

 

ある日、楚々とした着物姿の女が佐久平に現れる。

謙作が山道を歩いていると自殺の名所の滝に向かってその女、蕗子(北原三枝)が歩いている。慌てて止めようと川に入るが足を滑らせ顔面を石にぶつけて謙作は血だらけ。

一時目が見えなくなり、気づくと病院だった。

 

蕗子の声だけは聞いたが、目がみえなくなっていたので顔は知らない。

 

蕗子は夫(金子信雄)が汚職で逮捕されたのを知り、死のうとしていたのだった。

 

東京ではある会社が佐久平の開発をしようと用地買収をすすめていた。

その社の伊達功(小高雄二)の母(木暮実千代)は売春組織のトップでさらに息子の会社の会長?社長が功の父であった。

彼女は謙作の母でもあるが謙作を残して離縁したのだ。

 

今回の裕次郎は開発業者相手に奮闘!北原三枝はこのころになると裕次郎との結婚だけが頭にあるのか輝きがない。役どころも人妻で着物なせいかもしれないが。

 

1959年ものだが裕次郎主演でカラー作品。