日本映画1920-1960年代の備忘録

1920年代の無声映画から1960年代前半の日本映画

君が若者なら  1970年 松竹

監督 深作欣二 脚本 中島丈博 松本孝二 深作欣二 

出演 石立鉄男 前田吟 河原崎長一郎 林秀樹 峰岸徹 小川真由美 太地喜和子

   寺田路恵 荒木道子 藤田朋子

 

 

衛星劇場より

深作欣二監督で、松竹。演出過多でちょっと白ける(笑。ヤクザ映画ならこのくらいの演出でもよいのかもしれないが。

 

九州から金の卵として東京の工場?で働く喜久男(石立鉄男)と麻男(前田吟)。同じような境遇の同僚、清(河原崎長一郎)、一郎(林秀樹)、竜次(峰岸徹)の5人は工場が倒産してしまい住んでいた寮も立ち退かなければならなくなった。

ドモリの竜次のボクシングの試合を見に行った4人は相手を応援していたチンピラとケンカし、留置所で一晩過ごす羽目に・・・。その夜、5人は各々働いたかねを貯めてトラックを買い、商売することを決めて皆、それぞれが働き始めた。

 

ところが・・・念願の砂利トラック購入まで残ったのは喜久男と麻男だけだった。

 

一郎はクラブのボーイをしているうちにホステスのひとり(太地喜和子)との間に子供ができて自分が積み立てた金をもどしてもらい女と生活をはじめた。

 

竜次はスト破りに一万円欲しさに参加するが警官になぐられ死んでしまう。

 

清は倉庫泥棒を働き、刑務所へ入った…。

 

当時の若者の奮闘や苦悩がこれでもか!ってくらい描かれている。

松竹より

寺田路恵という人はなんだか佐藤オリエ系の人だと思ったら俳優座の同期だという。どちらかというと佐藤オリエのほうがブレークしてた気がする。

藤田弓子は銀行員でちょっとだけ出演するがまだ細くて非常~~~~に可愛かった(笑。