監督 野口博志 脚本 陶山鉄
出演 三橋達也 多摩桂子 大坂志郎 日高澄子 清水将夫 植村謙二郎 天草四郎
今日はWBC優勝で大興奮！前半１点を先制され、ハラハラドキドキ。一点差で逃げ切って・・・最後は大谷が～～～～！！最高な試合でしたが血圧あがったと思う（笑。
で、この映画。最初はなんだかメロドラマ？みたいだったけど、映画が進行していくにつれて面白くなってくる。銀座にあんな大きな電気屋さんがあったのは知らなかった。
軍医だった浅見（三橋達也）は終戦後、大阪の化粧品メーカーに勤めるが、そこは麻薬の製造をしており、浅見はその原料を作っていた・・・。しかし良心の呵責に耐えかねて、浅見はその原料が入ったカバンと浅見の恋人阿矢子（多摩桂子）を連れて阿矢子の故郷、伊豆大島目指して東海道線に乗る。それを察知したボス、川崎（清水将夫）の手下の宮本（植村謙二郎）は車内で浅見を殺そうとするが失敗。浅見は横浜で降り、阿矢子と共にタクシーを飛ばして竹芝桟橋まで行くが、阿矢子だけ大島へ帰そうとする。
しかし阿矢子は浅見と離れるのを拒み、そうこうしているうちに船には乗れなくなっていた。
一方、浅見達を逃してしまった宮本は、東京支社へ行く。そこには支社長の君麿（大坂志郎）がおり、東京で彼が浅見を始末することになった。
君麿は、麻薬中毒だが母がお手伝いとして仕えた侯爵？だかの落とし種で彼はそんな自分の境遇に拗ね、悪の道へすすんだ男だった・・・。
宮本から恨まれて襲われ、傷を負った君麿を軍医であった浅見が手当したのをきっかけに、話がおもしろくなっていく。
多摩桂子という女優さんは日活作品で１９５６年から１９５９年くらいまで出演していたようだがその後不明。
