日本映画1920-1960年代の備忘録

1920年代の無声映画から1960年代前半の日本映画

青い國道 1959年 日活

監督 堀池清 脚本 西島大

出演 青山恭二 堀恭子 三崎千恵子 山田禅二 フランク永井 木室郁子 河上信夫

   小泉郁之助 小園蓉子

www.nikkatsu.com

 

日活より

下関から門司を結ぶ関門トンネルってこんな昔からあったのにまずビックリした。

西銀座駅前~~♪と同じ、フランク永井の歌と共にトラック運転手として出演。

51分ながら面白い。

そーいえば大洋漁業 まるはのマークが懐かしい。魚肉ソーセージ食べたなぁ(笑。

なにせ大洋漁業協力だし。

 

関門海峡を結ぶ連絡船の船乗り隆二(青山恭二)は亡き父のような長期航路の船に乗ることを夢見る若者だ。連絡船の船長吉川(山田禅二)も関門トンネル開通で連絡船の仕事も長くはないと思っているから娘、加根子(堀恭子)の恋人でもある隆二の行く末を心配している。隆二は外国船の船員になりたいと大友船長(小泉郁之助)に頼み込むが

隆二の母(三崎千恵子)は夫を船で亡くし、隆二が長期航路の船乗りになることに反対なのを知っているので断るのだ。

 

吉川の娘加根子は母が亡くなった時、やはり捕鯨船に乗っており母の死に目に合えなかった父を恨んでいる。自分は父のような男性とは結婚したくないので隆二の母同様、隆二はこのまま連絡船に乗っていてくれることを願っている。

 

加根子が好きなトラック運転手の誠(フランク永井)だが、映画に誘っても加根子は現れない(笑。そこで妹の千枝(木室郁子)に加根子との縁談をすすめてくれと頼むが

加根子は笑って相手にしない。加根子には恋人の隆二がいると知った誠は千枝がお兄さんは背が低いでしょと言われガックリ。

 

大友船長の船に乗る男から欠員があるからと隆二は船に乗ることになった。

もちろん母は大反対だが、隆二は乗船を決めて亡き父の墓参りに門司へ一泊することになった。ところがその晩、船の予定が早まり明日出航だと連絡がくる。

慌てて加根子の家へ行く母だが、加根子は知らせなくてもよい・・・という。

 

翌日門司から吉川の船で下関へ帰る隆二は希望に胸膨らませている・・ところが自分の乗る船が港を出ていくではないか!!

 

隆二は酒場へ行った。そこにゆかりという女(小園蓉子)がおり、外国船に乗りたいなら格好の船がある。そこで船長をして欲しいと頼まれる。自棄になっている隆二が承諾するが港へ行ってあの船だといわれたが、とてもじゃないがそんな小さな船が外国船だとは思えず帰ろうとするがそれはギャングの密輸船で隆二に韓国の済洲島?まで運転させ殺してしまおうという計画だったのだ。いやがる隆二をむりやり小舟に乗せているところを誠が目撃し、警察へ連絡!危機一髪で隆二は助かったのだ。

あっぱれフランク永井(笑。