日本映画1920-1960年代の備忘録

1920年代の無声映画から1960年代前半の日本映画

慟哭  1952年 新東宝

監督 佐分利信 脚本 猪俣勝人

出演 佐分利信 阿部寿美子 木暮実千代 南寿美子 千田是也 三橋達也

   丹阿弥谷津子 笠智衆 吉川満子 松本克平 徳大寺伸 北林谷栄

   三宅邦子 飯田蝶子 

 

今ならYouTube東宝チャンネルで2週間無料視聴できます。

俳優座の幹部クラスが特別出演していると紹介されている佐分利信監督の作品。

私はずっと阿部寿美子という女優さんは舞台メインの劇団バリバリな人かと思っていたが経歴からするとそうでもなく、この作品が新人デビュー作。俳優座養成所の第一期生で準劇団員となって出演。その後青年座に入るも脱退し新東宝と契約。また劇団青年座に入りまもなくそこも脱退とある。

物語としては親に内緒で劇団に入り、女優を目指している若い娘、妻を亡くした劇作家の中年男性と今は劇団で先生と呼ばれ弟子も取っている元女優との間の話。

ただ、ここまで長くなくても(2時間程度)十分作れる内容だったのでは?と思いました。出演者が豪華なのはやはり佐分利信が監督だったからでしょうか。

当時の新東宝って専属の俳優さんが少ないのか、佐分利信木暮実千代は(松竹)だし、三橋達也は(大映 )とあり、彼が日活の俳優さんかと思っていた私はちょっとビックリしました。

俳優座幹部の特別出演者として東野英治郎、小沢栄、東山千栄子の名前もありますがどこで出て来たのか記憶にありません(;'∀')

 

劇作家である佐分利信に近づく娘を当時21歳の阿部寿美子が演じています。

彼女はいいなと思ったのがやはり新東宝の「風流交番日記」で、なんとDVDが今年の2月に発売されていて先ほど注文しちゃいました!なんと本日届くようです。

ありがとうアマゾン。

 

さて、話はユーチューブで見てもらうことにして、若い阿部寿美子ですが、その後

「ひまわり娘」にも出演してますね。

しかし・・・いまいちブレークしなかったのはやはり顔が古い。昔の顔といったほうが良いのだろうか・・・。エクボがあって整った顔立ちなんだけど恐れずに言うと「おばさん顔」なんだと思うのですよ。だから若さをあまり感じないけど中年になっても老けたという感じもしなかった女優さんというイメージです。

1930年生まれだそうですが、私は1920年代の生まれかと思ってました(;^_^A。

なんと存命中。さらに佐分利信の妻で気が狂っていて死んでしまうのが丹阿弥谷津子

ですが1924年生まれで存命中の100歳。高峰秀子と同じ年!!!

古い邦画を見ていて思うことがあるんですけど、年代にもよりますが作品にでてくる出演者の全員いないよねぇ、子供も含めて・・・なんて映画も多いんです。

 

阿部寿美子に気があるのが劇団の仕事をしている三橋達也ですが、阿部寿美子が荒れて酔っ払い、終電車にのれずに安ホテルに泊まることになり、泥酔した彼女を・・・という場面があります。

こういう場合、現代だと犯罪になるんでしょうか。彼女のほうが酔っ払い、仕方なく泊まることとなった・・元々気があった男は寝ている女を・・・

でもやっぱり犯罪でしょう。不同意なんとかってありますね。

佐分利信とは良いお友達と言いながら、モンモンとする木暮実千代は美しかったです。

佐分利信木暮実千代

木暮実千代

あまりネット上に画像のない阿部寿美子の新人、準主役のシーン色々アップしときます。

阿部寿美子

佐分利信・阿部寿美子

阿部寿美子

阿部寿美子

阿部寿美子

阿部寿美子

阿部寿美子