日本映画1920-1960年代の備忘録

1920年代の無声映画から1960年代前半の日本映画

道 (フェデリコ・フェリーニ) 1954年

監督 フェデリコ・フェリーニ 

出演 ジュリエッタ・マシーナ アンソニー・クイン リチャード・ベイスハート

   アルド・シルヴァー二 マルセラ・ロヴェーレ

 

 

邦画、それも昭和初期から1960年代までのブログですが、YouTubeWOWOW公式チャンネルで2週間無料視聴なのでイタリア映画ですが思わず見てしまいました。ただ、アマゾンプライムビデオでも視聴できるんですね。アマプラでは基本、昔の日活作品メインなので外国映画はあまり気にしていませんでした。

元々、邦画より外国映画のほうが好きで、子供~若い頃は当時、よく海外映画がテレビ放映されていて小学生の頃はフランス映画のアランドロンにファンレターを送ったり(日本語で書いたのでその後、アランドロンが読んでくれたのか?w)中学生になるとアメリカ映画が主流になってきたように思います。そうそう、小学6年生の時、マーク・レスターのイギリス映画「小さな恋のメロディ」に胸ときめかせ、あまりにも好きすぎて親に内緒で友達と一緒に夕方、銀座の映画館へもう一度見に行ってしまいました。午後7時くらいになって、終わりまで見ずに慌てて映画館を後にした記憶はありますが帰って親に叱られたのか?その記憶はなぜか全くありません。

中学生の時には学校全体?で見た「ローマの休日」。女子校だったしその映画を選んだのも女性教師に違いないと思いますw。

その後は全てアメリカ映画でした。「星の王子様ニューヨークへ行く」のエディー・マーフィーとかは良かったです。

それに比べると、当時の邦画って・・・。せいぜい「寅さん」くらいしか劇場には見に行きませんでした。ただまだ指定席という観念?がない時代だったので映画館はいつも混み混みだった記憶しかありません。それも劇場から足が遠のいた一因だったかも。

貸しビデオ屋さん全盛期の80年代初頭~90年代。借りて家でみるほうがよかった。

それは今でもそうですが。借りにいく必要もない今ってすごいですね。

 

あまりにも有名な「道」ですが、最初に見たのは90年頃のBSWOWOWだったと思います。まだブラウン管テレビでしたが世の中の景気がよかったのでブラウン管もどんどんインチが大きくなって28インチ・・確か30万円くらいしたかと思います(ビクター)

今からするとなんて高いんだ!と笑っちゃう値段でした。しかも28インチで大画面だと思っていたんですから(;^_^A。

 

この作品、ずっとDVDで再販売を繰り返しているのでデジタルリマスターだし、音声もクリアになってやっぱり名作ってすごいですね。

 

初めてみてから約30年経ってまた見ても、感動します。

どこがいいかって、じわっと来る哀しさ。

記事を書くためにwikiを読んだら、(ザンパノ)のアンソニー・クイン、(綱渡り芸人)のリチャード・ベイスハート、どちらもアメリカ人でしかもイタリア語は全く話せないので吹替なんだそうです。ビックリ。アンソニー・クインのイタリア語がうますぎて感動ものでしたが吹替だったのね(笑。リチャード・ベイスハートにいたっては知らなかったせいかイタリア人だと思って見てましたし。

 

前置きがながーくなりましたが、あまりにも有名な映画なので私の下手な”あらすじ”や感想なんていらないですよねw。

ここではアンソニー・クインが相手にする女性たちを紹介。

1.ジェルソミーナ(ジュリエッタ・マシーナ)と芸を披露し金を儲けた晩に行ったレストランにいた女。 やせっぽちのジェルソミーナと対照的に肉感的。

この映画を日活でつくるとしたら、この役は清川虹子なんてどうでしょう。

 

2.結婚式の余興に行った先の炊事係の女(マルセラ・ロヴェーレ)

これは田中筆子一択ですが、有名どころでは杉村春子もいいかも

二人の亭主に死なれたとザンパノに言う

3.ジェルソミーナを捨てて数年経ち、ザンパノはまだ大道芸をしているその時に

ザンパノの情婦のような様子のやはりサーカスの女芸人。この人、「妖怪人間」のベラみたいだった(笑。

日本だと友情出演で京マチ子あたり。この頃はすでに五者協定なるものがあって無理?

それなら特別出演で月丘夢路

出かけるというザンパノに一緒に行くという女

かたやジェルソミーナにも味方?が現れる。それがザンパノを茶化して最後は喧嘩して死んでしまう綱渡り芸人(リチャード・ベイスハート)。彼を見ているとこれは川地民夫だな・・と思った風体。しかし川地民夫はまだ若すぎで日活にいない・・としたら

三橋達也かな。大映菅原謙二でも良い。

綱渡り芸人 リチャード・ベイスハート

困っているザンパノたちを教会に一晩泊めたシスター。翌朝、彼らが発つとき、昨晩遅くザンパノが教会の銀製品を盗もうとしてショックを受け泣き顔のジェルソミーナを見て教会に残りたいなら上司のシスター(言い方変ですね)に訊いてあげると言うが・・・。シスターは高田敏江。スター級で香川京子

優しいシスター

ザンパノ(アンソニー・クイン)はガタイのよい粗野な男、でもセクシー・・ということで三國連太郎しか思い浮かびません。森雅之は品が良すぎて体格も華奢。

アンソニー・クイン

頭が弱く子供のような心をもったジェルソミーナ(ジュリエッタ・マシーナ)ですが、

芦川いづみだと”かよわすぎ”て可愛すぎる(ジェルソミーナはアザミ顔と言われて美人ではない・・アザミ顔ってイタリヤではそういう意味なんですか?)。

浅丘ルリ子でもないし・・・で浮かんだのが先日みた「慟哭」の阿部寿美子。「風流交番日記での彼女の役は報われない愛でも愛を注ぐ女神みたいな女性なんです。それがジェルソミーナを彷彿とさせる。しかし新東宝だし。

ジェルソミーナは主役なのでスター級のデコちゃんとも思いましたが意志が強そうで聡明なイメージ、しかも美人。

ジェルソミーナ役は難しいですね。なかなかこの人!と浮かぶ人はなかったです。

ジュリエッタ・マシーナ

サーカス団の団長(アルド・シルヴァー二)は千田是也清水将夫三島雅夫柳永二郎・・・たくさん思い浮かびました。

 

書いているうちに日活、新東宝東宝、松竹、大映・・の俳優さんがごちゃごちゃしてきました(笑。

1時間40分程度の作品ですが長さは全く感じられず、また暗~いストーリーだけではなくたまにジェルソミーナが納屋の穴に落ちたり、ザンパノに呼ばれ、慌ててサーカスのテントに激突したりのシーンもあり、全く飽きないです。

ステキなシーンは多々ありますが、

私が特に好きなシーンはジェルソミーナが空き地に立っている木をみてその木と同じ形をするところ(え、そこ?って思わないでくださいw)

このシーンが忘れらられない