日本映画1920-1960年代の備忘録

1920年代の無声映画から1960年代前半の日本映画

姑娘と五人の突撃兵  1958年 新東宝

監督 並木鏡太郎 脚本 川内康範  織田清司

出演 宇津井健 三ツ矢歌子 小高まさる 鮎川浩 菊川大二郎 西一樹 高村洋三

   宗方祐二 五月藤江 御木本伸介

三ツ矢歌子・宇津井健

戦争モノでも大蔵貢の新東宝なんで変な方向に話がすすむと思いきや、意外にまともで思わず最後は感動してしまった(笑。三ツ矢歌子の中国娘がカワイイ。

三ツ矢歌子のお色気はここまで!がわかる作品で、エロ・グロ路線とまではいかず、安心して家族で観れる作品です。新東宝公式チャンネルで2週間限定無料開放中(YouTube)。

 

戦争末期の中国。日本軍の杉山少尉(宇津井健)一同は村に食料の調達に行く。兵隊の中にはその村の娘と恋をしている者もある。上野軍曹(小高まさる)は老婆の家で水浴びをしている娘、秀麗(三ツ矢歌子)の半裸をみて喜んでしまう。

最初、こんな筋書きだったので「やっぱり、ソッチか・・」と思いました(笑。

村の恋人と抱き合う日本兵

そこへ杉山少尉が現れ、秀麗を救うが、今度は馬を持って行こうとする。秀麗はその馬がないと仕事ができないと半裸のまま飛び出す。騒ぎを聞きつけた杉山少尉はまた上野軍曹を諭すのだ。

秀麗と杉山少尉・・・お互いなんとなく気になる。

 

宇津井健・小高まさる

三ツ矢歌子のセクシーショット!

三ツ矢歌子・小高まさる

困惑する三ツ矢歌子

前線で戦っている根本少尉(御木本伸介)の小隊は敵の便衣隊に包囲され、救済に行った加村本部隊も丘に建つトーチカにさえぎられてそれ以上前進できない。

それを知った杉山少尉は兵隊6名とニトログリセリンを積んだトラック2台でトーチカ爆破に出発する。

鮎川浩他(他わからない)

道中、敵に待ち伏せされ、必死でニトログリセリンを守る兵隊だが、バリケードを突破するのにトラックで突っ込み一名死亡。さらに3名が狙撃されて死亡。

 

残ったのは杉山少尉、上野軍曹、そして一番臆病な相川一等兵の3名となった。

宇津井健・鮎川浩

そんな戦場に秀麗が杉山を追ってやってきた。彼女は死んではいけないというが、杉山は任務完遂に命をかけているのだ。

そこへ敵から襲撃され、上野軍曹と秀麗が捕まってしまう。敵のアジトに連れていかれるがそこに杉山が助けに入る。なんと秀麗は敵がもっていた機関銃で敵を撃ちまくり(爽快)、見事脱出を図るが、上野軍曹は撃たれてその場に倒れる。

秀麗は杉山のところへいく途中、敵が地雷を埋めているところを目撃しており、トラックが通過する直前に機関銃をぶっぱなして地雷を爆破させていく。おしとやかな三ツ矢歌子がぶっ放します!。

カワイイ姑娘の三ツ矢歌子

果たしてトラックはトーチカを爆破させることができるのか?しかし!トーチカに突っ込むことは自身も死ぬということになるのだ。

 

ここで一番臆病だった相川一等兵役に鮎川浩。見た目といい体格といい、役にピッタリでした。なんか見たことのある俳優さんです。

鮎川浩

上野軍曹役の小高まさるは子役から活躍した人で綴り方教室などにも出演していました。弟の小高たかしとと兄弟で子役だったそうですが、弟は小学6年で病死したようです。wikiではなんと存命中(1928年生まれ)

小高まさる

 

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