日本映画1920-1960年代の備忘録

1920年代の無声映画から1960年代前半の日本映画

片目の魔王 1953年 東映

監督 佐々木康 脚本 比佐芳武

出演 片岡千恵蔵 徳大寺伸 花柳小菊 千原しのぶ 三浦光子 進藤英太郎

   原健策 三島雅夫 

 

東映多羅尾伴内。ま、同じですが。

42,3歳の頃の徳大寺伸が見れます。

徳大寺伸

 

密輸船から筏に縛り付けられ、投げ込まれた相川(徳大寺伸)は海上保安庁の巡視船に助けられ、警察で取り調べを受けるが何があったのか言わないまま釈放される。

外で何者かに狙われた相川に謎の男が忍び寄り、入船町の楽々荘へ行けと耳打ちする。

行く当てのない相川はその家へ行くと、家主(片岡千恵蔵)から部屋を貸すかわりに色々と質問される。相川は名前も全て嘘をつくが、家主にはある程度本当のことを話す羽目になる。するどい家主だ(笑。

ここで楽々荘にいる若い執事はなんと長門裕之だという。

徳大寺伸片岡千恵蔵長門裕之

キャバレーシーホークの女給、渡名喜キヨ(花柳小菊)と妹のマサミ(千原しのぶ)は

父の遺言で「片目の魔王」と異名のあるダイヤがある島に隠されていること知り、マサミの恋人、相川がそのダイヤを取りに密輸船に乗ったのだが、密輸団に知られることとなり口を割らない相川を筏にのせて海へ突き落したのだった。

シーホークは岡部(進藤英太郎)が経営しているが、彼は妻のたき子(三浦光子)がいるのに渡名喜キヨを特別視している。彼女には幼いルリ(植木千恵)がいるが、この植木千恵はなんと片岡千恵蔵の娘だということです。

植木千恵

 

楽々荘を抜け出し、渡名喜姉妹の働くシーホークへ行った相川。そこには密輸団一味も来ており、相川を見つけた密輸団の一人が相川に近づくが相川は彼を撃ってしまう・・・ように見えるが実は別なところから撃たれたのが原因で男は死んでしまう。

しかし相川は殺人犯として追われる身になる・・・。

片岡千恵蔵

 

すったもんだの末、最後は岡部とのカーチェースとなるが、やはり古いせいかスピードが遅い(;^_^A。銃声も今とは違う感じがします。

なぜかたき子役が宮城千賀子にネット上ではなっています。三浦光子です!

三浦光子

 

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