日本映画1920-1960年代の備忘録

1920年代の無声映画から1960年代前半の日本映画

続 拝啓天皇陛下様  1964年 松竹

監督 野村芳太郎 脚本 野村芳太郎 山田洋二 多賀祥介 

出演 渥美清 久我美子 佐田啓二 岩下志麻 南田洋子 小沢昭一 宮城まり子

   藤山寛美 勝呂誉 浜村純 春川ますみ 加藤嘉 ミッキー安川

BS松竹東急より 久我美子渥美清

 

前作が好調につき翌年公開された続・拝啓天皇陛下様。出演者も久我美子佐田啓二岩下志麻と豪華になりましたが、渥美清人気に全てのっかった作品で、すみません、私、途中で寝ちゃいました(;^_^A。

小沢昭一も頑張りましたが、どーも面白くない。やっぱり2匹目のどじょうって難しいですね。唯一続きもので面白かったという記憶があるのはアメリカ映画の「バックトゥザフューチャー」です。やっぱりアメリカってすごいな。

先日亡くなった久我美子は美しかったです。まさに役にピッタリ。

 

身寄りのない善助(渥美清)は読み書きができないまま成長した。そこへ女先生(岩下志麻)から勉強を教えてもらったが、彼女に恋した善助はある日、先生に抱きつき、少年院へ送られてしまう。岩下志麻の登場はここまで!

渥美清岩下志麻

 

その後、みんなから「うんこ屋」と呼ばれる汚物回収の仕事に従事するが、日中戦争で召集される。善助にとっては兵役は天国であった。寝るところも、食べることも、さらにお金までもらえるのだ。善助は中国へ渡り、軍用犬の飼育係となった。善助が担当したシェパードは元宮家の久留宮ヤエノ(久我美子)から献納された犬だった。

善助は初年兵(勝呂誉)から京都のヤエノが住んでいる辺りは高級住宅街だと聞き、会ったこともないヤエノに淡い恋心を抱く。

終戦。行くところがない善助は復員後、ヤエノを訪ねる。彼が想像した通り、気品のあるヤエノ。善助は彼女の為に物資を与え、担ぎ屋、バタヤをしながら彼女を支えるのだった。・・・(ここからしばし熟睡w)

目覚めると・・・

ヤエノと華僑の友人の王(小沢昭一)が善助を迎えに米軍キャンプ?前にいた。(あらすじによると善助はMPと喧嘩して沖縄へ送られた?とあるが)

そこで善助はヤエノから彼女の夫はなかなか復員してこなかったが、帰ってくるという。後日開かれた祝いの席でヤエノの夫(佐田啓二)からお礼を言われる善助は心中複雑であった。

佐田啓二の出演はこれだけ)

面白くないと安酒場でのみ、朝鮮戦争へ行くという米兵と意気投合した善助がふたりで酔っぱらって歩いていると、恵子(宮城まり子)という売春婦と出会い、そのまま彼女を善助のバタヤ集落へ連れて行き一緒になる。恵子は善助との生活のために米兵のオンリー(春川ますみ)からよく金を借りていたが、全額返せと言われ、善助には内緒で夜の街に立つ。悪いことにそこを善助に見つかり、彼は恵子を追い出してしまう。

それ以来恵子の行方がわからないが、ある日警察から呼び出され、恵子が行倒れとなりさらに出産するという。晴れて恵子は女の子を出産するが、その後彼女は死んでしまう。

こんな話でしたけど、なんなんだろう?赤子を背負る善助のシーンはまた続編でも作る気満々な終わり方でしたが、あまりにも○○だったんで結局作られずに終わった・・みたいな作品でした。

BS松竹東急

 

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