日本映画1920-1960年代の備忘録

1920年代の無声映画から1960年代前半の日本映画

東京ロマンス・ウェイ 1959年 日活

監督 吉村廉 脚本 山口純一郎 大川久男

出演 二谷英明 中村万寿子 平尾昌晃 水木京一 西村晃 東谷暎子 角田真喜子 

   山本かほる

 

www.nikkatsu.com

日活より

 

しばらくアマプラご無沙汰ですが、新たに数本見たい日活作品がアップされていました。まずは1959年のこの作品。東京タワーでウエィトレスをしている娘と運転手のラブストーリー♡♡

 

東京タワー内の森永スカイキャビンのウェイトレス、和子(中村万寿子)はある日、運転手をしている田中二郎二谷英明)に嘘の恋人になってくれませんか?と声をかけられる。彼は有閑マダム(堺美紀子)にタワー内のショールームで言い寄られ、自分には恋人がいるととっさの嘘を言い、通りがかった和子に声をかけたのだ。

和子は東京タワーが見えるアパートに母(山本かほる)と小さい弟と暮らしている。同じアパートにはいつもお金に困っている売れない歌手の平田正一(平尾昌晃)と弟分のサブ(水木京一)がいる。平田はタワーの写真館の従業員、道子(東谷暎子)という恋人がいるが、彼女はお金のない正一に不満を感じている。

和子を気に入って来る客の松村(西村晃)はアメ車に乗って和子を口説きに通うが和子は相手にしない。ところが道子がそれを聞きつけ、アメ車に乗って来る松村はお金持ちに違いないと彼に和子とデートをさせる約束でドレスを買ってもらう約束を取り付ける。道子は嫌がる和子と松村3人でナイトクラブへ行くが、そこに田中二郎が現れた。

和子と踊ろうとしつこく言い寄る松村を尻目に二郎は和子と踊る。和子も二郎に好意があるようだ。

和子にぞっこんの松村。実は自動車のセールスマンで乗っている車も売り物なのだ。

無理して取引先の社長から金を借りた松村はドレスを持ってその後、和子の家を訪れたが、和子は二郎とデートしており不在。ドレスを無理やり和子の母に渡すが突き返され、アパートの外にでると二郎が営業車で和子を送ってきたところと遭遇する。

別れ際、二郎はイミテーションだといって和子に指輪をプレゼントする。和子は母に会せたいと後日アパートへ二郎を招待する。和子にふられ、面白くない松村は道子のアパートに行き、たまたま読んだ新聞記事の宝石店で300万円分の宝石泥棒は二郎ではないかと言い出す。

人相風体、まるで二郎のようだし、運転手風情にあの指輪を買えるわけがないと言うのだ。

西村晃・東谷暎子

そこで道子は和子に泥棒の件を話す。不安に駆られた和子は宝石店で、もらった指輪を鑑定してもらうと本物で30万円はするだろうと言われる。

その晩、和子のアパートで待っていた二郎をベランダへ呼び、「この指輪を持って自首してください!」そして思わず、「泥棒でもなんでもいい、私はあなたが好き!」と言ってしまう。二郎はそんな和子を抱き寄せ接吻するのだった。そして、「宝石泥棒が入った時刻には僕たち二人ともタワーの展望台にいたじゃないか」と言い、二郎の疑いははれた。

二谷英明・中村万寿子

 

二郎に家族に会わせたいと言われた和子は住所を頼りに彼の住む家へ。家並がだんだん変わり、そして高級住宅街へ入った和子。ひときわ大きく立派な家が二郎のいる家だったが、出て来た二郎に「ここ、あなたの親戚かなにか?」ときくと自分の家だという。

「運転手じゃなかったの?」と言うと二郎はいずれ親父の会社を継ぐので今はいろんなことをやっていると言う。それを聞いて和子はそのまま踵をかえして玄関から出て行ってしまう。二郎が追ってきてふたりで歩く。

二郎も自分と同じ貧乏な運転手だとばかり思っていた和子はお金持ちと釣り合わない、なんで隠していたの?と二郎に抗議。二郎は周りの金目当ての女性と違う和子が好きだったのだが、和子は私たち貧しい者がどんなにお金持ちに引け目を感じるかあなたはわかっていない!と言って、行ってしまう。

遠くに東京タワーが見える。崖下に家がゴミゴミしている。六本木ヒルズがあるあたりか??

そのまま別れた二人の話を聞いて、道子と正一はもう一度彼らを引き会わそうと奔走する!

果たして結末はいかに・・・

平尾昌晃の弟分を演じ、こんなに登場しセリフがある水木京一は初めて見た(笑。

平尾昌晃・水木京一

 

ところで・・・映画冒頭、金を稼ごうと東京タワーに来て並んでいるお客さんに絵葉書を売ろうとする平尾昌晃と水木京一。

タワーに入場しようと列をなす人々の中に明らかにタワーを見上げる演技をしながら通りがかる女性。彼女は峯品子か?否か??

 

峯品子?否か?

峯品子?否か??

昭和34年。タワーのまわりの風景は今は激変しています。まだ空が広くて高い東京が映ってます。

 

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