日本映画1920-1960年代の備忘録

1920年代の無声映画から1960年代前半の日本映画

宿無  1974年 東宝

監督 斉藤耕一 脚本 中島丈晴 蘇武道雄

出演 勝新太郎 高倉健 梶芽衣子 安東昇 藤間紫 三上真一郎 中谷一郎

   今井健二 大滝秀治 神津善行 荒木道子 石橋蓮司 山城新伍

Amazonより

 

 BS松竹東急で録画。健さん出演だったので期待大でしたが、なんだかわからない作品でした(;^_^A。それともどこかカットしていたのか??

幼い頃から一緒だった玄造(勝新太郎)と錠吉(高倉健)・・と映画冒頭でナレーションが入った記憶があるんですが、刑務所で初めて見た時からお前が気に入っていたという勝新太郎高倉健に言うシーンがあって???。

ま、ふたり同時に刑務所を出所後。錠吉は亡くなった(殺された)親分の姐さんが苦界に身と落として働いているという女郎屋を訪ねる。しかし彼女は肺病で死んでおり、ここでも謎なんですが、女郎屋の女将(荒木道子)と死んだ姐さんを慕っていた女郎のサキエ(梶芽衣子)と火葬場へ行く・・・。

錠吉は姐さんに渡そうと思っていた金をサキエに与えるとサキエがここから逃げたいと言い出す。同じ女郎屋に子分と来ていた玄造はその話を聞き、一役買ってサキエを足抜けさせる。汽車に乗ってある駅へ降りるとお祭りをしていた。そこで錠吉は姿を消してしまい、サキエは後から来た玄造と二人きりとなった。

殺されたのは錠吉の親分かと思っていたら、あらすじには錠吉の兄貴分となっていてよくわからん。

磯吉(今井健二)という錠吉に恨みをもつ男が登場するが結局その後姿を現さず、これもよくわからない。

錠吉は親分(兄貴?)の仇である仙蔵(安藤昇)をつけ狙っているが、彼に罪を犯させたくないと、玄造は仙蔵のいる賭場へ言ってこの地を離れろという。しかし二人は対決し、なんだかあっけなく仙蔵は錠吉に殺される。

玄造はサキエとある海岸に行き、海中に沈んでいるという艦隊から軍用金を盗む計画を実行しようとする。そこへ錠吉が現れ、元潜水夫だった錠吉を仲間にする。

 

錠吉は大場組長(大滝秀治)を殺してから海へ来たのだが、このシーンもあらすじを読んで想像。大滝秀治が映る、高倉健が映る、悪者が乗った車が映る・・といった具合でどっちが殺したのかわからん(笑。

 

男数人が乗った車が海岸にも現れ、何事かと近づいた玄造が撃たれ死亡。そして錠吉も撃たれ死亡。その光景をみて呆然と立ちすくむサキエ・・・終わり・・・

wikiによると興行は失敗だったらしいが、勝新太郎高倉健出演でこんなわからん筋書きの映画はもったいなかった。

いつの時代なのか車を見ると戦中(昭和10年代)と思うけれどそこもハッキリ知りたかった。なにせ軍服見てもわからない世代ですから。

あらすじが違っていたらごめんなさいよ(博徒風)。

Amazonより

 

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