日本映画1920-1960年代の備忘録

1920年代の無声映画から1960年代前半の日本映画

スワンソング 2022年 米

コメディ/ドラマと表示されていましたが、なんか哀しい作品。先日の「家へ帰ろう」より哀しい。引退して今は老人ホーム(どうもお金のない人が入るホームのようだ)に入居しているゲイで元カリスマ美容師のお話。主人公は実在した人物がいるらしい。

思い起こせば昔は女性のファッション雑誌で気に入った髪型をみつけてスタイリストが東京ならその人を指名して行っていた(必ずヘアスタイリストの氏名と連絡先は記載されていた)。1990年代の終わり頃、赤坂の美容室へ行っていてそこも雑誌で知ったスタイリストがいるお店でした。少しすると彼は辞めたという。また誰かを探すのも面倒なので店のオーナーなら突然いなくなることもないのでそれからオーナー指名で通うことに。

私より10歳?ほど年上の男性オーナーはこの映画と同じ、ゲイであることはすぐわかった。

その後青山に店を移転して私もしばらく通ったけれど、経営がうまくいかなかったのかお店はなくなってしまった。

当時、おすぎとピーコが絶頂期で彼らがゲイを日陰から陽のあたる場所へ解放したと思う。

あの美容師さんの身のこなしや物言いもおすぎとピーコみたいだった。

残念ながらネットで検索したけれど彼を見つけることはできなかった。

カリスマ美容師だったミスター・パットだが今は引退して老人ホームで過ごしている。そこへ昔の顧客だった女優の遺言を伝えに弁護士がやってきた。彼女はパットに死化粧をして欲しいと遺言を残したというがパットはもう引退したといって断るのだが・・

同棲していた恋人をエイズで亡くしたパットは思い切って老人ホームを抜け出し、自分がいた街へ・・

行く先々で色々な人と出会うパット。全盛期に夜な夜な通ったゲイバーはその晩限りでビアホールになるという。

ところどころ亡き人が出てきてパットと楽しそうに話すところなんか哀しい。