日本映画1920-1960年代の備忘録

1920年代の無声映画から1960年代前半の日本映画

W・シャトナーの世界の怪奇現象S1 EP8奇跡の生還 ヒストリーチャンネル

 YouTubeHISTORY公式チャンネル。W・シャトナーが司会のこのシリーズ。

中でもこの回の中の話(実話)と同じ経験をしたことがある。

邦画の記事ではないので興味ない方、飛ばしてください(笑。

この「奇跡の生還」はタイタニック号から投げ出され、冷たい海を2時間以上漂った男性乗組員や(普通の人間は10分ほどで亡くなると言う)飛行機が墜落して一人だけ助かった女性、スカイダイビングでパラシュートが開かず、3000メートル上空からそのまま落下した男性の話などが紹介されてます。

最後に紹介されたカナダの少年の話が私が経験したことです。

ヒストリーチャンネルより

少年たち3人で川の近くで遊び、そのうちの一人が「挑戦」だといって川へ飛び込んだ。ところが彼はあっという間に流され、もう少しで滝つぼへ落下しそうになる。

それを見ていた13歳の友人がとっさに自分も川へ飛び込み友人を助けようとする。

その時、時間の流れがまるでスローモーションのようにゆっくりとなり、流されていく少年もゆっくり流されていく・・ようになったと彼は言う。

滝口間際の岩につかまり、流される少年の手をつかんで救助した・・という。

時間が遅れているように見えるが、脳の処理速度は上がっているのだと専門家はいう。

当の少年は大人になっており、彼は危機的状況でスイッチが入る・・と言っている。

 

滝つぼに落ちそう!

60年以上生きていると(笑、色々な経験をします。人生のなかで3回ほど死んでもおかしくない経験をしました。最初が中学3年生の交通事故。2度目、3度目が27歳頃のオートバイ乗車時です。中学の時のことも覚えていますが、ここでは2度目、3度目に死にかけたオートバイの時の話をします。

 すでに18歳で車の運転免許を取り、19歳で中古車を買って運転してました。オートマチックはまだ一般的ではなく、マニュアル車です。もちろんエアコンはついてません(笑。車の運転は面白く、その後、1986年頃、女性ライダーブームが到来。ツナギが着たくて、二輪の免許を取りに教習所へ行き中型二輪の免許を取りました。

バイクはホンダのVT 250CC。カウルがついているやつです。この写真とほぼ同じ。若かりし頃、バイクにまたがっている私の”美人”写真もありますが、やめときます(笑。

honda VT250

で、免許、バイク、メットにブーツにツナギを揃えたんですが、すでに26歳。バイクに乗るのが怖い(笑。なぜなら・・・ずっと四輪車を運転してれば皆さんそうだと思いますが、車の運転って片手でコーヒーのみながら~とか、タバコ吸いながら~とか真剣に街中を運転してない(でしょ・・)。二輪車の場合はちょっとでも当たられたら●ぬ可能性もあるんで緊張感が半端なく、さらに体重移動で乗るという感じがいつまでもつかめず。(スキーでもやっていたらよかったかも)

そこで車が少なくなる夜間に練習を兼ねて走っていたのです。もっぱら都心。

ある晩、今夜も走るぞ!(暴走族ではありません 念のためw)と夜10時頃家を出発。田町界隈を東京タワー(芝公園)方面へ走っていました。もうすぐ赤羽橋の交差点。走っている車も少なく、私は片側2車線の左車線、タクシーの10メートルくらい後ろを走っていました。タクシーの後ろの危険は全く考えていませんでした。左車線を走るタクシー・・・空車で客を探しながら走っている場合が多し。

そして・・・私の前を走るタクシーが急に減速。後ろにいた私は右足でブレーキを踏む+右レバーで前輪のブレーキをかけました・・・が!

カンカンカンカンというリアブレーキのロック音でバイクはすべるようにどんどん減速しているタクシーへ接近!幸いなことに女の握力(特に私は握力がない)なのでフロントブレーキはロックするまでにいたらず、(ロックしてたらぶつかる前に自損です)あっという間の出来事(数秒)だと思うのですが、その時間がやけにゆっくり、スローモーションとなり私はこのままタクシーに突っ込んで、飛ばされるけど、一回転して着地!とか、どんな理由にせよ後ろからぶつかった方が悪いよね?・・・なんて考えたんですね。

普通ならそのまま激突だったんですが、私と停まりそうなタクシーの状況を右車線の私の斜め後ろにいたタクシーの運転手が気づいたようで、思いっきり何度もクラクションならしたんです。そうしたら、私の前で停まろうとしていた運転手も気づいて停まらずに(多分)乗車拒否して行ったんです!! おかげで私はぶつからずに済みました。頭の中では一回転して着地!って思ったりしてましたが、投げ出されて打ちどころが悪かったり、後ろから来た車に轢かれたら〇んでもおかしくなかった。その後心臓バクバク、しばらくして「よかったぁ~」。とにかく誰かわからないですがあのクラクション鳴らしてくれた運転手の人には感謝です。

あの一瞬の時間がやけにゆっくりなんですよね。川に飛び込んで友人をたすけた13歳の少年とおなじ。あまりにも脳が働き過ぎて相対的に時の流れがゆっくり・・に感じるんでしょうか。

その後はしばらく仲間とツーリングに行ったりはしていましたが、なんか楽しくないんですよ(笑。とにかくバイクの運転が下手過ぎて。バイク乗りは山道を走るのが爽快らしいのですが、私は怖くて仕方がなかった(;^_^A。その後、山道でみんな行ってしまい、カーブで対向車線にはみ出して前からきた乗用車とあわや衝突!が3度目の死にかけたことですが、これも運よく、来た車がそれほど速度をだしていなかったのでギリギリ停まってくれたんです。その車には中年の夫婦と思われる男女が乗っており、運転席の男性はまずビックリしつつホットした顔・・・その後、怒りがわいてきたのか(ま、当然でしょう)怒りの顔にかわったのがわかって、(顔がよく見えるくらいの距離で、相手の車のボンネットの横でなんとかかわしていた)慌てて「すいませ~~ん」と言って去りました。その時は何故かエンストもしておらず、怒鳴られる前に逃げれたんです。

これも来た車が速度を出していなかったというのが幸運でした。

 

そんなこんなで2年ちょっとでバイクは売りました。〇んでしまえばまだいいけれど、打ちどころが悪くて首から下が動かない・・とかは20代の若さで想像するだけで恐怖しかなく、車の運転は楽しいけれど、バイクは無理!

[立ちゴケ]は数えられないくらい経験し、いつも予備のクラッチレバーを持ってたくらいですから。さらに草津へ10人ぐらいでいったツーリングで仲間のひとりが山中で車と激突、そのまま病院へ運ばれ私たちも病院へ。もう真っ暗になって渋滞している帰り道、私は疲れていて思わず立ちゴケ。そこでカウルが割れて、近所の酒屋で仲間がガムテープをもらってきて、割れて広がったカウルを押さえて帰途。そのままにしておけず、カウルをかえるため10万近い出費・・も痛かった(笑。

私が乗っていたのは4ストですがそれでも春先に2ストのエンジン音を聞いたり、オイルの匂いに気づいたりすると若かった頃を思い出します。

 

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真空地帯  1952年 北星映画社

監督 山本薩男 脚本 山形雄策 原作 野間宏

出演 木村功 下村勉 西村晃 三島雅夫 神田隆 金子信雄 加藤嘉 利根はる恵

   岡田英次 高原駿雄 佐野浅夫 花沢徳衛 三島耕 下條正巳

衛星劇場より

今朝早く、YouTubeでカラー化されていたものを見た。昔、記事にしたような記憶でやはり4年前に紹介していた。過去、一度見た作品だが、最後までまた見てしまった。

戦争映画ですが、軍、内部で行われていた理不尽なお話。敵国と戦う前に、同じ日本人から暴行を受ける。さらに上層部の人間は自分たちで不正をして甘い汁を吸っている。

現代でも延々と同じようなことがある。たまにニュースで晒されるが、ほとんどは闇の中かもしれない。

1952年というとまだGHQが検閲をしていたと思うが、社会主義共産主義に傾倒している兵隊の登場がある。なにも言われなかったのか?

 

木谷(木村功)は元々連隊経理室の事務要員だったが、主導争いに知らぬ間に巻き込まれ、上官(加藤嘉)の財布を盗んだ罪で軍法会議にかけられ2年3か月服役した。

ここで木谷も決して清廉潔白な男ではないのだが、落ちていた財布を上官のものだとは知らずに金を抜き取り懐にいれる。ところが財布を盗んだと言われ抵抗するも認められない。

服役後、大阪の中隊に復帰する。彼が服役していたことを知る人物はすでに南方へ送られており、病院にいたということになる。

いつもは悪役の金子信雄が意外に良い人?かと思ったらやっぱり悪者だった(笑。

結局、彼は補充兵と呼ばれる兵隊と戦地へ送られることになる。死にに行くのだ。

 

学徒兵のひとりが「軍隊ちゅうとこは人間性を奪うから注意せなあかん」と曾田三年兵(下元勉)に言われたというシーンが心に残った。

学徒兵のひとりに三島耕がいたが、このセリフを言った「ミネヤマ」という学徒兵を演じた役者さんがわからない。

ビンタばかりされている三島耕

ミネヤマという学徒兵

2時間越えですが飽きることがないです。詳しくは動画で!
50年代初頭につくられた北星映画社の作品は面白いです。

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歌う暴れん坊  1962年 日活

監督 松尾昭典 脚本 小川英

出演 小林旭 笹森礼子 川地民夫 安部徹 藤村有弘 こまどり姉妹 中村是好

   九里千春 南寿美子 嵯峨善兵

www.nikkatsu.com

 

アマゾンプライムより

こまどり姉妹って人気あったんですね。私は子供心にちょっと古いと思っていましたが(;^_^A。

巽組の若、大介(小林旭)は父亡き後、ヤクザ組織から決別し、建設会社を興した。幼馴染の駒形組の若、鉄次(川地民夫)は別のシマのヤクザの組長だ。ふたりはことあるごとに喧嘩をする。

二人の親代わりの榎本組組長(安部徹)が手打ちをするべく親分一同を集めるが大介はそこで自分たちはもうヤクザではないと宣言。

街は新しく高速道路を作ろうとしており、その工事を巽建設が請け負っている。

 

管轄の警察署には新しく次席警視、竪野(藤村有弘)が着任。竪野は大介と鉄治と大学でラグビーをやった仲間であった。

榎本組は大介と鉄治の組を敵対させ、どちらも壊滅することを企んでおり、麻薬売買を巽組が鉄治の駒形組のシマでやっていると偽情報を流す。そんなことを知らない手下は大介、鉄次が喧嘩で留置所に留め置かれている時に殴り込みをかけそこでも乱闘騒ぎ。

 

高速道路建設予定地には孤児の暮らす、天使の家が建っている。大介はそこを離れなければならない子供たちのために彼らが好きなこまどり姉妹を呼んでお別れパーティーを企画。

森礼子こまどり姉妹小林旭

アキラやこまどり姉妹の歌が堪能できる娯楽アクション!

ところで・・・私が中学生になり、お茶の水へ通うために赤羽線(今の埼京線)で池袋乗り換え、丸の内線というルートで通っていました。十条の駅前の「こまどり」という洋服屋の看板が電車から見えたのですが、あれから50年近く経ち、先日初めて十条銀座へ行きました。ただこれまでも埼京線に乗って赤羽方面へ行くたびに「こまどり」の看板を確かめてました。まだある!って。

そこで初めて「こまどり」の店の前を歩きました。建物も多分そのままですがいや~~、まだやっているなんてスゴイ!

50年前からあるこまどり

ずーっとお得意さんがいるんでしょうか。店内をちょっと覗いたらダンス用?のドレスがたくさんありました。「おしゃれの洋装 こまどり」が昭和を感じます。

こまどり姉妹と聞くと、なぜか十条の洋装店こまどりを思い出すのです。

子供の頃の記憶っていつまでも~~。

 

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風流滑稽譚 仙人部落 1961年 新東宝

監督 曲谷守平 脚本 松本功 原作 小島功

出演 沼田曜一 大空真弓 美輪明宏 御木本伸介 左卜全 菅原文太 小畠絹子

   山下明子 

大空真弓美輪明宏・?・沼田曜一

YouTube、新東宝公式チャンネルで沼田曜一生誕100年記念で2週間無料放送中。

なんと黄桜のカッパ一家を描いた小島功氏の原作で本人もちょっと登場。

小島功

黄桜のカッパ?というと私が小学生の頃はまだ日本酒メーカーのテレビコマーシャル全盛でこの絵をの記憶は(私と年齢が近い人)あるでしょう。

黄桜ギャラリーより

黄桜のカッパキャラ

彼の描く女性は妖艶でお色気たっぷり。

 

東宝に出演している俳優さんはあまり知る人がいない。

 

自殺者および心中者とそのセックスに関する心理学的考察」という卒論を書くために、女子学生松山秋子(大空真弓)は自殺の名所熱海の錦ケ浦で自殺者を見張る。そこにやってきた内木天兵(沼田曜一)は東京で日本のクリスチャンディオールだと有名な大森安治(人見明)の元でデザイン画を描いているが、内木の描くデザインは全て大森のデザインだとされている。内木は兄一家と暮らしているが、兄嫁は内木から食費や家賃をとっているしっかり者。兄嫁の妹で雑誌の編集をしている洋子(三条魔子)にプロポーズするもあっさり振られ、なんと大森安治と結婚することを知って自殺しようと錦ヶ浦へやってきたのだ。

思い切って断崖絶壁から飛び込んだ内木・・・そこには天人界の長老(左卜全)がおり、彼は天人になる修行をすることになる。

修行を終えて長老の孫の少毛(美輪明宏)と共に天人部落へやってきた内木は次々と美女に出会うが・・・

これ、なかなか文章にするのが難しいで見てください(まぁ、あまりお勧めしません)

この中で絶世の美女といったら小畠絹子です。

小畠絹子・人見明

菅原文太も登場

沼田曜一菅原文太

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口笛が流れる港町 1960年 日活

監督 斉藤武一 脚本 松浦健郎

出演 小林旭 浅丘ルリ子 宍戸錠 清水将夫 渡辺美佐子 山内明 小高雄二

   白木マリ 木浦佑三 近藤宏 神戸瓢介 青木富夫 田中筆子

www.nikkatsu.com

もうすぐアマプラ無料視聴終了の作品。渡り鳥シリーズの第2弾だという。

題名が「口笛が流れる港町」なわりにはほぼロケシーンが山中なのはなぜ?(笑。

昨日の1947年松竹ギャングアクション、ピストルバンバンより、日活アクション、しかも運動神経抜群のアキラのほうがやはり面白い。ルリちゃんとアキラが恋愛真っ最中?の時の撮影かと思われる(1959年)。出演者も常連の渡辺美佐子、白木マリ、小高雄二、清水将夫宍戸錠近藤宏

私が子供の頃の1960年代中期から後期はテレビでアメリカの西部劇流行り。すでに50年代後半から西部劇の影響は映画界にあったんですね。

映画冒頭のシーンはアキラが馬に乗って荒野から現れるまさに西部劇♪♪

ちょっと笑ったのが、立ち寄った牧場でごはんをご馳走になるんだけど、お茶碗とお箸でごはんを食べるアキラ・・・別なシーンで徳利に入ったお酒のシーン・・・がちょっと西部劇とはほど遠い(笑。

 

日活より

渡り鳥の伸次(小林旭)はひょんなことから相良牧場へたどり着く。鉱山は寂れており

相良牧場の後継ぎ、信夫(木浦佑三)は父亡き後、酒におぼれ、昔牧場にいた的場(山内明)から博打をすすめられて借金400万円を作った。的場の目的は相良牧場を自分のものにすることだ。そこへ大学を出た?妹の杏子(浅丘ルリ子)が久しぶりに帰ってくる。兄の信夫から相談したいことがあると手紙がきたのだ。空港へ迎えに行った先代からの使用人の瀬川(小高雄二)は相良家の事情を知っているが杏子には何も言えない。

 

的場は信夫を脅してなんとか杏子名義の牧場の権利証を奪おうと画策する。

 

一方、伸次は的場が経営しているキャバレーへ行くと、そこには鉱山でであった太刀岡(宍戸錠)がいた。なんと太刀岡は3年前に的場から信夫の父、相良五平(松本染升)殺しを頼まれたが、奥から現れた謎の男に自分も撃たれてしまい、それ以来、的場の元を訪れ、金をせびっていた。相良殺しも太刀岡の仕業ではなく、どうも的場の手下のひとりのようだ。

太刀岡が伸次の味方なのか?敵なのか?

的場の妹でキャバレーのママをしている君江(渡辺美佐子)は兄の命令で信夫を篭絡するが、段々信夫が可哀そうに思えてくる。

信夫は的場から牧場の権利証を取ってくるように言われる。権利証はなんと山中の相良牧場にあるが途中、牧場を管理している杉山(清水将夫)の息子と街へ向かう途中、襲われて権利証は奪われてしまう。

 

白木マリは全国を回る踊り子の役で的場とも関係のあると思われる女だが、出演するこれといった理由はみあたらなかった(笑。抜群のプロポーションとお色気で映画に華を添えてはいるが。

白木マリ

唯一、港町っぽいシーン。だが、口笛は吹かない(笑。

小林旭浅丘ルリ子

宍戸錠・山内明・小林旭

 

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地獄の顔  1947年 松竹

監督 大曾根辰夫 脚本 柳川真一 原作 菊田一夫

出演 水島道太郎 佐伯秀男 ディック・ミネ 木暮実千代 月丘千秋 月丘夢路

   斎藤達雄 汐見洋 黒井絢(二本柳寛)

木暮実千代・水島道太郎

見終わった後、最後のシーンに見覚えが・・・過去に記事にしていました(;^_^A

と、いうことで「地獄の顔」2回目の記事です(笑。

 

ギャング組織の顔役、順三(水島道太郎)は弟分のポイントの譲(ディック・ミネ)と悪事を働いている。その一味が根城としているダンスクラブに張り込む松波刑事(黒井絢=二本柳寛)。みな若い!順三の親分、蘇州の鉄(佐伯秀男)は敵対するボス(上田吉二郎)を襲うように順三に命令するがそこで松波刑事と撃ち合いとなり順三も傷を負った。やっとの思いで外へでるが、ある建物の前で倒れこむ順三・・・助けたのは牧師(汐見洋)だった。

水島道太郎と踊る木暮実千代は美しい。

木暮実千代・水島道太郎

なんだかとても若い上田吉二郎と佐伯秀男(笑。

田吉二郎・佐伯秀男

ディック・ミネにいたってはこんな若い彼にビックリ

ディック・ミネ

私のイメージするディック・ミネはこんな人だった

 

テイチクより

ちょび髭の黒井絢(二本柳寛

順三はその後、長崎の牧師の元で働くようになる。教会の希望の家という孤児施設で子供たちに囲まれ、すっかり別人となった順三。同僚の保母、みち子(月丘千秋)は子供たちに好かれる順三に惹かれていく。

水島道太郎・月丘千秋

月丘千秋・水島道太郎

ところが、ある日ポイントの譲が教会へやってくる。彼らは上海へ女たちを送り込むために長崎へ来たのだ。そっとしておいてくれという順三だが、親分の蘇州の鉄は順三が東京で刑事を殺したことをネタにまた一味に引き込む。

長崎で順三はお浜(木暮実千代)と再会するが、彼女は親分の情婦となっていた。

仕方なく悪事を働き、荒れる順三の元に保母のみち子と子供たちが迎えに行くが、順三は追い返す。

お浜はそんな順三に今夜一緒に逃げようと言うのだった。

木暮実千代・水島道太郎

ところが親分にみつかり、撃ち合いの末順三は傷を負う。お浜に呼ばれた貝塚医師はギャング一味の借金返済のために順三にうまく言いくるめられ、上海行を承諾した自分の娘のことで順三の治療を拒否するも、やはり医者である自分は見捨てることはできないとまた順三の治療を開始。順三はそんな貝塚の行動に心うたれ、娘を取り戻すべく一味が集結している港の倉庫へひとり乗り込む。

斉藤達雄

一方、教会に松波刑事が現れ、順三は人殺しではない、自分が連れ戻すといって牧師たちを安心させる。

月丘夢路・汐見洋

月丘夢路は松竹へ移籍後初の映画で、妹の千秋がデビュー作だという。

 

ひとり一味の元へ乗り込んだ順三だが、加勢したポイントの譲は撃ち殺された。

このシーン、撃たれて倒れこむ様子を影だけで映していてなかなか考えた演出だった。

お浜は女たちを逃がすが、撃たれ、順三に抱かれて死亡。そこへ警察隊がかけつけ一味は捕まるが、深手を負った順三は自分のいた教会へやっとの思いでたどり着くも・・・

最後のシーンがちょっと長くて飽きたけれど、教会の前で息絶えた順三の魂が肉体からでて、階段を上っていくという撮影は技術的に当時大変だったんだろうと思います。

35歳の水島道太郎

 

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どっこい生きている 1951年 北星映画社 

監督 今井正 脚本 岩佐氏寿 平田兼三 今井正

出演 河原崎長十郎 河原崎しづ江 飯田蝶子 木村功 中村翫右衛門 河原崎労作

   岸旗江 河原崎国太郎

 

この映画の記事は2回目だと思います。最初に見たあと、思わずDVDを購入してしまった作品。今でも生活が大変だという方は多いですが、今とはレベルが違う。

主人公の毛利(河原崎長十郎)。毎日職安に通うが仕事にあぶれることも多い。家(と言っていいのか?)は立ち退きが迫られ、妻(河原崎しづ江)と子供二人を抱えて食うや食わずの毎日。

妻は家財道具を売って田舎の姉のところへ子供を連れて行くことになった。

ひとり残った毛利はニコヨン仲間の花村(中村翫右衛門)のいるドヤで寝泊まりすることに。

中村翫右衛門河原崎長十郎

ある日、電柱に旋盤工募集の張り紙をみつけ、徴用工で旋盤の経験のある毛利は雇ってもらえることになった。そこで、毛利は過去、おもちゃのプレス工場を営み職人を二人雇っていた親方であったことがわかる。不安定な日雇いから月給取りになれる毛利だが、ここで問題が・・。給料日までは金がない・・そこで恐る恐る雇い主に前借を申し出るが断られてしまう。そのやり取りを見ていた雇い主の女房が毛利の汚いなりと金に困っていることを案じて雇うのをやめろという。金を盗むかもしれないと言うのだ。

毛利は月給日までどうしようかと知り合いで毛利のことを心配してくれる若い水野(木村功)に相談すると、水野は頼りになるという秋山の婆ぁさん(飯田蝶子)とニコヨンで稼いでいる住人を集め、金を集める。毛利の月給日には必ず返すという条件で。

なんと400円以上集まった。(今の価値はどのくらい?)毛利はその金をもってドヤへ帰る。

ドヤでは博打に勝った花村から酒をおごってもらい、最初は断っていたが、一杯が2杯・・となり毛利はすっかりいい気分に。そのまま寝込んでしまい、なんと懐の金を盗まれてしまった。ドヤで騒ぐがどうにもならず・・・それでも雇ってくれた工場へ行くとなんと就職は断られてしまう。

吉田製作所の社長、瀬川菊之丞・その妻 川路夏子

仕方なく水野をまた訪ねるが、秋山の婆ぁさんに会う。そこで金を盗まれ、職にもありつけないと言うと婆ぁさん激怒!(笑。

それにしても飯田蝶子の歯・・・これ、わざとつけ歯?で歯並びと歯がないようにみせているのか?それとも本当に歯がないのか?謎。婆さん呼ばわりされているが、彼女まだ53,4歳なんだよね。今ならこんな役ってやる女優さんいないよね。それも50代で。

飯田蝶子

ドヤも金のない毛利は泊めてくれない。一晩中町をうろついた毛利だが、花村から誘われ高級?住宅の焼け跡から水道管を盗む。そこで見つかり追いかけられるが間一髪逃げ切った毛利だが、ドヤへ戻ると警察官が待っていた!

弱り目に祟り目、警察署へ行くと盗みの件ではなく、田舎へ行った妻がキセル乗車で捕まっていた。警察でしぼられ、開放されたが行く当てがない。しかし彼は家へ帰ろうと歩き出す。

河原崎しづ江河原崎長十郎

妻と子供二人でドヤへ戻った毛利。そこへ花村が帰ってきて手間賃だと金を渡される。

そしてまた仕事があると言われるが断った毛利はその金を全部使おうとドヤの個室を借り、子供たちに腹いっぱい食べさせる。翌日は遊園地へ行こうという毛利に妻はいぶかしる。お金があるなら渡してくださいというが毛利はこれ以上子供たちに辛い思いはさせたくないと死を決心していることを妻に打ち明けるが・・・

河原崎しづ江

子供たちと遊園地へ行き、一緒にブランコをこぐ毛利の顔をみて思わず涙。

終戦後6年の作品ですが、まだ焼け野原が残っていたり、バラックがある。上野駅周辺はもう復興している。貧富の差が激しい。

上野駅

河原崎長十郎・しづ江夫妻の息子が河原崎長一郎、河原崎次郎、河原崎健三。

健三はとにかく母親のしづ江そっくり♪

二男の河原崎次郎はこの作品で毛利の息子役で本名、労作で出演している。

映画の題名のように一家心中しようとした毛利だが、息子が遊園地の池におち、必死で助ける・・・そこでまた生きようと思ったのか、また職安に彼の姿をみる・・で終わる。

河原崎長十郎木村功

この映画で唯一女らしい、女、岸旗江(笑

岸旗江

舞台は南千住あたりでしょうか。隅田川?(当時はまだ荒川?)

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