日本映画1920-1960年代の備忘録

1920年代の無声映画から1960年代前半の日本映画

野獣の青春 1963年 日活

監督 鈴木清順 脚本 池田一朗 山崎忠昭

出演 宍戸錠 川地民夫 香月美奈子 渡辺美佐子 小林昭二 郷鍈治 

   木浦祐三 上野山功一 星ナオミ 木島一郎 信欣三 山田禅二

 

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ノートブックのキーボードで反応しないキーがあったので外付けのキーボードを購入した。最近タイプミスが多いなと思っていたらなんと NとMの反応が変。全く反応しないわけではないがかなり微妙。

去年の8月に買ったばかりなのに。

 

川地民夫宍戸錠

とある連れ込み宿で男女が無理心中していた。男はなんと現職の刑事、竹下(木島一郎)。女はコールガールだった。

 

東京の盛り場でチンピラ相手に喧嘩するジョー(宍戸錠)と名乗る風来坊は野本組の用心棒としてその腕を買われ働くこととなる。

野本(小林昭二)には秀夫という弟(川地民夫)がおりどうもコールガール組織をとりしきっているようだ。

 

ジョーを追う広川刑事(鈴木瑞穂)は野本の件は警察に任せろといって忠告するが

ジョーは訊く耳をもたない。実は彼は元刑事で、ある組織のボスにはめられて刑務所に入った前科者になっていたからだ!!無理心中と処理された竹下刑事はジョーが刑事だった頃味方になってくれた恩人で、彼の妻、くみ子はひとりで編み物を教えながらひっそり生きている。そんな彼女のためにもジョーは黒幕を壊滅させなければならない。

 

野本組は元三光組にいたヤクザだが今は三光組を押しのける勢いをつけている。それが気に食わない三光組の組長(信欣三)たちにジョーは野本組の情報を教え、麻薬取引で渡した2000万円を強奪させる。この取引場面はなんと柴又の矢切の渡し(松戸側)♪♪

柴又方面には高い建物が見当たらない。松戸側と思われる河川敷や周辺の道路も土埃をあげている。

 

麻薬組織の幹部でジョーを陥れた石山(清水将夫)が激怒し、もう野本組との取引はしないという。

河川敷での取引で運転手役を務めたジョーは刑事だったと思いだした麻薬組織の男。

ジョーが裏切り者だと知った野本は、ジョーを殺すべく屋敷に乗り込んだジョーと死闘を繰り広げる。

かたや竹下刑事の妻はなんとコールガール組織の連絡役で、野本に脅され、しぶしぶ竹下と結婚したが夫婦生活は案外楽しくこのままの生活を送りたかった・・などとジョーにいうのだが、秀夫とタバコを吸ったり楽しく過ごすシーンからするとそれは本心だったのか?謎が残る。またジョーを陥れたのが麻薬組織の清水将夫かと思われるが彼もどうなったのか謎で納得できない。

 

ところで、あまりそのものズバリな演出はしない鈴木清順だが、なんと香月美奈子の

〇首シーンがある。最初は香月美奈子本人?かとも思ったけれど見返すと代役?のような気もする。ただ当時の観客は香月美奈子の〇首だと思ったに違いない(笑。

川地民夫はオネェ系で母親がパンパンだったと言うと怒り狂い、相手の顔をカッターで切り刻むというキャラで宍戸錠がわざと渡辺美佐子に言わせ川地民夫がカッターを取り出し・・という場面は面白い。

昭和38年頃の東京の街

日活より

 

海の情事に賭けろ  1960年 日活

監督 野口博志 脚本 滝口速太 柳瀬観

出演 赤木圭一郎 中原早苗 笹森礼子 三島雅夫 南田洋子 深江章喜 高品格

   清水将夫 待田京介 高野由美 近藤宏

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山本陽子が亡くなったニュースでビックリしてました。彼女が日活ニューフェースに選ばれたのが1963年。すでに斜陽が始まっており、どちらかというとテレビドラマで活躍した印象の強い女優さんでした。そして山本山の宣伝!

確か芦川いづみちゃん主演の作品で妹役?かなんかで出演していた作品がありました。

日活+が期限を迎える前になにか山本陽子出演作品を視聴したいです。

 

この作品も題名で釣ってる?感あり(笑。

これまで中原早苗という女優さんはあまり美人ではないと思っていましたが、お化粧をしていない顔は結構可愛いかった。なんとなく篠原涼子を思わせる顔立ちで、目張りばっちりなあの時代のお化粧は似合ってなかったのでは??

それにしても中原早苗のプロポーションはどうよ?ビックリするほど素敵な水着姿!

最近では人の見た目を言ってはいけないそうですがまぁ、お許しを(;^_^A。

 

お化粧をあまりしていない中原早苗

見よこのスタイル!中原早苗

蘭子(中原早苗)が房州で友人たちとヨットで遊んでいると、男が海に浮かんでいる。

驚いて引き上げるとその青年は栗谷(赤木圭一郎)と名乗り、東京の大学に行っていると言うが、故郷から東京へ帰る船上で知らない男(深江章喜)から突然ピストルで腕を撃たれ、海へ飛び込んだと言う。

蘭子は一目見て栗谷を気に入り、腕の傷が癒えるまで蘭子の別荘で過ごすようにいう。

 

蘭子の好意を感じた栗谷は自分は貧乏な家の出で蘭子とは生まれも育ちも違うから合わないというが、蘭子はあきらめず栗谷の下宿へ押しかける。

 

一方東京へ帰った栗谷は先輩である新聞記者の殿村(近藤宏)に自分が人違いで撃たれたことを調べたいという。殿村には妹の杏子(笹森礼子)がおり、杏子はたまに栗谷の下宿へ行って部屋の掃除をしたりしている。そこへ自信たっぷりな蘭子が現れる・・って感じですね。(中原早苗お得意な役柄)

 

新聞には水野組幹部の加藤勇二が射殺されたと記事が載るがその写真はなんと栗谷にそっくりだった。どうも犯人は瓜二つの栗谷を間違って撃ったらしい。

そこで加藤という男の情婦がいるナイトクラブへ乗り込む栗谷。彼をみて情婦の百合子(南田洋子)は驚く。そのクラブを仕切っているのが水野組で栗谷は水野(高品格)一派に取り押さえられる。どうも加藤が組を抜けたがっているのを知って殺そうとしたらしい。

 

赤木圭一郎が二役で双子の兄弟を育てられなかった母親が弟を養子にだしその後ぐれてヤクザになってしまった加藤だったというのがわかる。

 

そして蘭子の父親(三島雅夫)が絡んでくる密輸の物語。

今回はいつもは悪役の近藤宏が新聞記者という役だ。

それにしても中原早苗の水着姿には見惚れました♪♪

中原早苗赤木圭一郎

日活より

 

処女喪失  1965年 日活

監督 井田探 脚本 井田探 原作 竹中労

出演 和田浩治 川地民夫 二本柳寛 藤江リカ 内田高子 埴洋子 小杉典子

   柏木優子 真山ひとみ 杉山俊夫 山田禅二 河上信夫 新井麗子

 

藤江リカと和田浩治

金曜日の夜は「不適切にもほどがある」です!第3回の先週はラインの既読についてでしたがまぁあまり面白くなかった。今夜に期待ですが午後10時からなので寝ないようにしないと・・・このところ9時には寝てしまう・・(笑。

 

で、なんかポ〇ノみたいな題名のこの作品。

現在では完全に「犯罪」を犯す男ばかりでてきます。昭和40年当時はそれが犯罪であるという認識ではなかったんでしょうが、「不適切」どころか「刑事事件」ですよ。それでも同じようなことが週刊誌を騒がせている現代社会。なんていうか懲りない男たち。

川地民夫和田浩治、二本柳寛、新井麗子、山田禅二、河上信夫、杉山俊夫以外私は知らない俳優さん、女優さんばかりでした。とりあげている題材が「処女」、しかも「喪失」だからでしょうか??

 

いつ、どうして、どうやって処女をなくしたのか?という単なる好奇心(特に男性の)

で作ったような4,5人の女性が登場する映画(笑。意味深な題名なので当時は期待した人も多かったと想像できます(笑。

 

「処女喪失」の手記を募集した週刊誌の記者、天野(川地民夫)は手記を寄せた女性達のうち面談で会えなかった4名の女性がいた。

そこへ山岸(和田浩治)という男が訪ねて来た。彼には綾子という婚約者がいたが死んだという。

綾子は手記を書いた女性の一人だったが面談の日には来なかったひとりだ。

そこで天野は山岸に綾子が送った手記をみせることに。

 

その1

船乗りの山岸(和田浩治)には綾子(藤江リカ)という婚約者がいた。ところが山岸が船に乗っている時、綾子は悪い男たちに売春婦として働かされてしまう。

意気揚々と日本に帰ってきた山岸は仲間から酒をしこたま飲まされ、酔って安宿で寝ていると仲間が勝手に呼んだのか女が下着姿で立っていた。売春婦らしいがなんとその女は綾子だった!!お互いに気づくと綾子はそのまま部屋を飛び出しなんと列車に身を投げて死んでしまったのだ。

 

綾子が4人の男から暴行されたことが赤裸々につづられたその手記を読む山岸!!

 

その2

会えなかった女性を訪ね歩く天野。

 

さと子(内田高子)は大阪でバスの車掌をしていた。同僚と借りているアパートは同僚の男友達が来ている間、さと子は部屋からでなければいけない。

ある日、部屋に帰ると同僚と男が一緒のベッドに。何も知らないさと子はショックを受けるがそれをみた男(杉山俊夫)は純情なさと子に目をつけ、ある日強引に・・・

処女でなければお嫁にいけないと思っていた(注:思わされていた時代)さと子は男に結婚して!とせまるが、ただの遊びだった男は気にも留めない。

山岸の婚約者の綾子も、カバンを奪われて途方に暮れている時に優しく声をかけてきた男性に暴行されたあと、結婚して!というが、なんなの?あの時代。

 

傷心のまま大阪にはいられないと東京へひとりでてきたさと子はやはりバスの車掌として働く。そこでバスの運転手をしていた現在の夫(木浦佑三)と知り合う。プロポーズされた時、さと子は自分は処女ではないから結婚できないというが(え~~~~~)、それでもさと子を愛していると言われ、今は双子の母親として、そして妻として幸せに暮らすさと子であった。

 

その3

大学病院の看護婦、すえ子(埴洋子)は将来有望な医者と結婚の約束をしている。

ある晩、当直だったその医者にどうせ結婚するのだからと迫られ関係をもつ。その後なぜか彼はよそよそしくなり、病院で倒れたすえ子は妊娠していたが流産。入院中、その彼と同期だったという産婦人科医から彼が教授の娘と結婚することを聞かされ、結婚式場へ乗り込むのだが・・・。

 

その4

結婚式場で巫女をしているミキ(柏木優子)。有利に結婚しようと男を見定めている。そのうちの男の一人はミキに気に入られようと会社の金を使い込むがミキはそれはあなたが勝手にやったことで自分は関係ないと冷たい態度をとる。

ミキのアパートから帰る男に刑事が迫るが男は逃げ、ミキの職場へ現れてミキをめった刺しにしようと襲い掛かる!(こういう事件、今でもある!)そこへミキと会っていた天野が止めに入るがミキは顔に傷をおってしまうのだが・・・

その5

編集部にどうしても話したいという女から電話があり、天野は芸者をしているという秀菊(小杉典子)に会う。

彼女の家は貧しく、母親は病弱な父を残して蒸発。彼女は父や幼い兄弟のために15歳で芸者になった。中年の贔屓に処女を捧げたが、そのおかげで父や兄弟の暮らしがたったので自分は幸せだというが、その目から涙が・・・

 

最後~~

婚約者を亡くし、傷心の山岸は海辺の旅館に逗留し毎日釣りをしていた。その旅館には捨て子だった娘、雅子(真山ひとみ)が山岸の世話をやく。すっかり仲良くなった二人だが、雅子の生みの親は長崎にいるらしいが、自分は飼い殺しだからお金も貯められず、長崎にも行けないというと山岸は6万円という大金を雅子にあげるという。

その金は綾子との結婚式のための金だったが今の山岸には無用な金なのだ。

雅子はお返しに自分の肉体を捧げるというが、山岸は結婚するまで大切にしないといけないと諭す・・・いつしか二人に愛が生まれ、なんと二人はめでたく結婚!!

 

ちょっと順序が違うかもしれないがこんな感じの作品でした。

 

処女でないとお嫁にいけない!という時代ですが、それにしてもここにでてくる和田浩治川地民夫、二本柳寛、河上信夫(父役)以外の男性はなんて悪い奴なのだ!とプンプンになる作品でした(;^_^A

そーいえば、昭和56、7年頃、「女は子宮で考える」といってはばからないおじさんがいたなぁ。某超大手建設会社に(笑。ベビーブーマー世代だったのですでに後期高齢者になっていると思います。さすがに現代ではそんなことを言う男性は皆無でしょうが、

それでも暴行やら不同意○○やら果てはストーカーのあげく女性を刺し殺したり・・ってこの作品当時と変わってないのはどうしてですか???

 

午前零時の出獄  1963年 日活

監督 山崎徳次郎 脚本 小川英 中野顕彰

出演 二谷英明 香月美奈子 川地民夫 松原智恵子 白木マリ 郷瑛治 加藤武

   高城淳一 松下達夫 小沢栄太郎 佐々木孝丸 清水将夫 藤竜也

 

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日活より

兄貴分を殺害した罪で服役中の芝山(川地民夫)は面会に来た男に危うく命を奪われそうになる。芝山の出所は2週間前だったが弟分から命が狙われているときき、わざと喧嘩騒ぎをおこして懲罰となっていた。

 

日東タイムズの事件記者、片桐(二谷英明)はなにかあると感じ、芝山の命の保証と引き換えに出所を促し事件を追うこととなったが、誰も芝山の出所を知らないはずがそこで高春組の小島(郷瑛治)が待っていた。

って、ここで小島が拳銃をぶっ放すのだが、なんと刑務官二人の目前・・・そんなことあるの?(笑。

張り込んでいた片桐の新聞社の車に乗せ芝山を匿った片桐。その後、小島の死体があがった。スクープになるとふんだ片桐は芝山に犯人を教えろというが芝山は姿を消した。

警察では小島殺しは芝山の仕業だと捜査を開始したが、ずっと芝山を尾行していた片桐は芝山のアリバイの証言者となるうるのだが、片桐にとってスクープを書くほうが重要なのだ。

そんな片桐を心配する恋人の洋子(香月美奈子)。彼女は危ないことをする片桐に記者を辞めて欲しいと迫るが、片桐は訊く耳をもたない。

小島の妹の雪江(松原智恵子)から小島の情婦だったナミ(白木マリ)を探せと言われたときいた片桐。

一方芝山は高春組のボス(佐々木孝丸)は公団汚職をばらすと高春をおどす。

 

この作品には懐かしい東京の風景がでてくる。

今はトーヨコキッズのたまり場と化した新宿

 

 

丸の内TOEIあたり

 

なんと池袋西口東武デパート

地べたに駅とデパートの入り口!

池袋ロマンス通りあたり?

池袋東口西武百貨店 夜景

どこか不明だが、昔の河川

 

まだ脇役だった時の藤竜也

 

若い豹のむれ 1959年 日活

監督 松尾昭典 脚本 三木克巳 原作 秋永芳郎

出演 小林旭 沢本忠雄 渡辺美佐子 白木マリ 大坂志郎 稲垣美穂子 安部徹

   内田良平 待田京介 青山恭二 丘野美子 芦田伸介 

 

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日活より

 

今朝の日経日曜版で鍬形蕙斎の「鳥獣略画式」が紹介されていました。なんだか癒される。サラサラ描いた感ある丸い猫。

ゲージュツには詳しくありませんが、丸い猫だけでなく熊谷守一のカクカクした猫もいいと思います。

熊谷守一美術館は熊谷が実際暮らした宅地跡に建てられていて、数年前に行ったことがあります。熊谷が座った木製の椅子も展示してあり、自由に座ることができます。

なんだか小学校の木製の椅子みたいでした(笑。

玄元舎より

日活+は一か月50円が終了する3月3日でとりあえず退会することにしました。毎月390円払う価値がいまのところ感じられないのです。将来、全ての日活作品がプラスに移行してしまうのか?心配です。

 

なんと義姉が好きなマイトガイの(当時は)禁断の恋の話♡♡

 

銀座のバーで働く滝馨子(渡辺美佐子)目当てに通う日東石油社長の宮川(大坂志郎)。馨子は宮川にいまでいうストーカー男をなんとかしてくれとカウンターを指さす。そこには馨子の亡き夫の弟、白川浩小林旭)がいた。馨子の亡き夫はボクサーであった。弟の浩も大学へ行きながらボクシングジムへ通っている。

 

宮川には一人娘の由布子(稲垣美穂子)がおり、浩と同じ大学に通う顔なじみだ。

ある晩、宮川の妻が急死し、宮川は馨子を妻に迎える(ってこの展開が速いw)。

由布子も嫌がるわけでもなくすぐ打ち解ける(ってこの展開もわからんw)。

 

宮川と馨子の結婚式に呼ばれた浩だがいたたまれずに夜の街へ。そこに藤倉組に所属し、ヤクザだからとボクシングジムを辞めさせられた村田進が現れ、アニキと慕う浩の強さを親分にみせようとワザと喧嘩をさせる。そのクラブでは村田の姉のチエミ(白木マリ)が踊っていて、泥酔した浩を連れて帰り一夜を共にする。

下宿にも大学にも戻らなくなった浩。ある晩、進が街で絡まれ、救ってやった浩だが、その時、進は親分に渡す3万円を無くしてしまったという。そこで浩は嫁に行った義姉に金を借りようとするが、チエミと同棲していることを知っている義姉は勘違いから金を貸してくれない。進は親分の仕事を手伝ってくれれば許してくれるからと藤倉組の親分(安部徹)に引き合わせる。かねてから浩の腕っぷしの強さを知っていた親分は秋田に子分の岩崎(内田良平)と進と行くように言われる。浩は自分の取り分から進が失くした3万円を引いてくださいといい、3人で秋田へ。

藤倉の狙いは秋田の油田をもっている藤田(芦田伸介)に油田は大洋石油に売るようにと言うが、すでに日東石油と仮契約をしたのだと言われ、岩崎が拳銃で脅そうとするも

警察が駆けつけ、岩崎と浩は逃げ出す。しかし進は藤田の屋敷においてきてしまった。

 

一度は秋田駅まで来た浩だが、進が気になって藤田の屋敷へ舞い戻る。藤田は馨子の嫁入り先の宮川と親しく、浩が馨子の義弟だと知り話が弾むのだった。(って??)

 

東京では大洋石油の件がうまくいかなかった藤倉は、浩と同棲しているチエミに宮川の娘、由布子を誘い出させ監禁する。しかし由布子の口から浩が好きなのは自分ではなく、義姉の馨子だと聞き、チエミは由布子を逃がしたのだ。そのことで彼女は藤倉からリンチを受け、進によってそのことを知らされた浩は駆けつけたが藤倉の拳銃を避けた時に目に負傷を負ってしまう。チエミはリンチで死亡。

 

浩はボクシングを諦め、田舎へ帰ることになる。進は組から抜けてまたボクシングができるようになり、将来は浩の分まで頑張ると言う。(って・・・)

田舎へ帰ると連絡を受けた馨子に、夫の宮川は浩の元へ行ったらどうか・・という。

(え~~~~~なにこの展開w)

 

海岸にいる浩・・・そこへ馨子の姿が!ってところで終わる。

 

この映画で一番得をしたのは、村田進(沢本忠雄)ではないですかね。

自分の失くした3万円を浩になんとかしてもらおうとして結局、浩を組に引き入れ、

そのことが原因で浩は目に傷を負ってボクシングができなくなっているのに自分は元のボクシングジムにまた通えるようになってアニキに負けないようなボクサーになる!とかよく言えるよね(;^_^A。

映画では沢本忠雄はわざとやっているわけではない風であったけれど、少なくとも小林旭の喧嘩強さを親分である安部徹に見せたのはワザとだ。その後、小林旭の運命は大きく変わり、まぁ救われるのは好きだった(実は相思相愛)義姉を結ばれることだが、若いうちはいいけど数十年経って、年上の女性が好きになったのは「一時の迷い」だったと思わない保証はない(笑。

一方沢本忠雄のほうは組の崩壊でチンピラでもなくなりボクシングができるようになったけど実の姉の死は哀しくないの??なんでそんなに明るく小林旭に報告するのがなんだかねぇ~~~~。

私にとっては、義姉に恋した年下大学生の愛の物語じゃなくて、人間の運命なんて周りの人間によってずいぶん変わってしまうという教えをうける映画でした。

 

小林旭の同級生、青山恭二、待田京介小林旭のことを思って忠告するがあまり重要な役割もなかった。青山恭二の顔が大きいな・・・が感想(笑。

キャラとしては青山恭二は歌がうまく、アルバイトで歌っている。就職はせずに結局歌手を目指すことに。待田京介はどこかの社長の御曹司で就職に心配もないらしい。最後はなぜか小林旭が好きだった稲垣美穂子とどうにかなりそうな感じ。

歌の上手いキャラ(青山恭二)、いいところのお坊ちゃんキャラ(待田京介)も、ボクサーで大学生キャラ(小林旭)もマイトガイならすべてこなせそうでした~~♪♪

日活より

 

0番街の狼  1959年 日活

監督 野口博志 脚本 山崎巌

出演 二谷英明 筑波久子 渡辺美佐子 小高雄二 宍戸錠 菅井一郎 高品格

   河上信夫 

 

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小高雄二と二谷英明

日活第3期ニューフェースのふたり、二谷英明筑波久子出演♪この頃はもう二人とも主役をはれる俳優だ。二谷英明小林旭と違い派手さはない。共演の小高雄二、渡辺美佐子も地味な感じの人だ。筑波久子も決して明るくなくてこういった役が多いような気がします。この作品ではなんとハーフ。映画では「あいの子」と言っており、それこそ「不適切にもほどがある」。

白黒なので筑波久子の髪の色はよくわからないが明るく染めている。写真だと金髪?栗色?のようだ。見る角度によっては楠侑子に似ている。

 

 

神戸から友人の健を訪ねてやってきた香山(二谷英明)だが、健はアパートで焼死。

そこに立ち尽くす女がいた。後をつけ女のアパートへ行くと彼女は健の姉、美加(渡辺美佐子)であった。

健の自殺はオカシイと感じた香山は横浜で沖中士となった。

ある日、健と仲が良かった鮫島(宍戸錠)を見かけた香山。美加とアベックを装いつけていく。そこは元町のプールで、鮫島はアイリン(筑波久子)、極東貿易の社長、三原こと崔(菅井一郎)と談笑している。

崔は香港の麻薬密売組織のボスだ。そこで香山はアイリンの後をつけようとしたが何者かに銃を発射され、腕を負傷する。それでもアイリンをつけた香山。彼女はアイリン歯科を経営する歯科医師だった。

 

筑波久子

崔は香山の働く浜谷港運を乗っ取ろうとするがその目的がよくわからない。

 

アイリンが待っていると告げられ、乗った車には時限爆弾が仕掛けられていたり、香山は誰かに狙われている!

さらに焼死したとされた健も生きており、身代わりで殺されたのは・・・。

殺人をなんとも思わない、鮫島と崔。潜入捜査官も殺されてしまうが、香山の正体が作品の途中でわかるのはもう少しなんとか謎のままひっぱれないのか?と思いました。

いつものことですが、日活作品出演の外人はみんな日本語がうまいですね♪♪

 

横浜界隈のロケも多く、↓羽田から横浜方面の風景はこのとおりのガラガラさ(笑。

 

羽田空港周辺にいたってはほぼ野原(;^_^A↓

日活より

 

暗黒の旅券 1959年 日活

監督 鈴木清順 脚本 高岩肇

出演 葉山良二 筑波久子 白木マリ 岡田真澄 芦田伸介 宮崎準 近藤宏 

   梅野泰靖 沢たまき 雪岡恵介 深江章喜 野呂圭介 上野山功一

   ケニー青木 

 

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日活+で発見。

イカシタおじぃさん、鈴木清順監督(当時はまだおじぃさんではないが w)、しかも50年代の日活作品で大いに期待しましたが、期待し過ぎたせいか感想はあまりおもしろくもなかったような。

きっぱり面白くない!と言い切れないのはしばらくはサスペンス感多いにあって誰が悪者なのか謎・謎・謎だったから♪♪

 

レッドガッターズのトロンボーン奏者の伊吹(葉山良二)はオーロラ座の歌手、弘美(沢たまき)と結婚、新婚旅行のために東京駅から列車に乗る。しかし先に乗っていた花嫁の姿がない。

わけがわからず、横浜駅で降り、東京へ引き返す。彼は花嫁がいなくなったことを恥じて同じグループのサックス奏者であり親友の勝根(岡田真澄)を呼び出し、弘美を探しに夜の街へ。

この時の伊吹の心情(花嫁に逃げられた男!)の描き方は納得。誰でも恥ずかしいって(笑。

行く先々で酒をすすめられ、泥酔して深夜にタクシーで赤坂の自宅へ戻った伊吹はなんと弘美が部屋で死んでいるのを発見する。

 

警察では第一発見者の伊吹が疑われるがなんとか釈放される。しかし刑事のひとり、黒木(宮崎準)が伊吹の家へ居候?することに。(それはないだろ~w)

 

そこから伊吹は弘美を殺した犯人を突き止めようと悪戦苦闘が始まる。

 

弘美が殺された晩。泥酔状態で弘美?かと思った女の後をつけて入ったバー、「壺」。なにかわかるかとまた「壺」へ行くが、伊吹はその女から酒を飲まされ、絡んだらしい。しかしマダムのミツ(白木マリ)は何かを隠そうとしているようで、伊吹に話しかけた花売りの少女を追い返す。

そして外の公衆電話で誰かに連絡しているミツを見た伊吹に、追い出された花売りの少女が伊吹が絡んだ女はファッションモデルの大月香代子(筑波久子)だと教える。

 

怪しい動きをするのは他にもいる。伊吹のレッドガッターズのマネージャー、森脇(梅野泰靖)もそのひとりで、彼は大月香代子の男だと言われている。

森脇は芸能プロモーターの石丸(近藤宏)と付き合いがあり、石丸のアパートに行くとそこには香代子がいた。香代子は「あんたは殺されるのよ」と言い放つと伊吹はカーテンの影から何者かに撃たれるが間一髪で銃弾はそれた。

 

勝根は森脇が伊吹のロッカーに何かを入れているのを目撃する。入っていた手紙を伊吹に手渡すとそれは事件を嗅ぎまわるなという脅迫状だった。

次々に登場する人物は勝根以外みんな怪しい!

ただ、後半からもしやしたら???と思えてきて、やっぱりねな展開だった。

 

こういった場合、有名な俳優さんを使うか、新人を使うか、かなり難しい。

火曜サスペンス同様、準主役級の俳優さんが殆ど犯人だからね(笑。

ただこの人も全てにおいて悪なわけじゃなく、それ以外の悪人が2名いる。

さらにサングラスの謎の男はなんと~~~~!!!の演出はオッケー♪♪

 

弘美(沢たまき)の弟役でゲイボーイのケニー(ケニー青木)という俳優さんのその後は調べてもわかりませんでした。

ケニー青木・葉山良二

特筆すべきは銀座風月堂でロケしたようで、風月堂2階からみたみゆき通り周辺が映っています。なんと銀座通りのワシントン靴店の看板まで見える。そして普通の家?もある。

銀座風月堂

風月堂でばったり勝根と会った伊吹が店をでて左方向へ歩く。

現在がこれ↓

グーグルマップより画像左側に風月堂