日本映画1920-1960年代の備忘録

1920年代の無声映画から1960年代前半の日本映画

男はつらいよ 口笛を吹く寅次郎  1983年 松竹

監督 山田洋二 脚本 山田洋二 朝間義隆

出演 渥美清 倍賞千恵子 竹下景子 中井貴一 杉田かおる 下条正巳

   三崎千恵子 太宰久雄 前田吟 佐藤蛾次郎 笠智衆 松村達夫

   梅野泰靖 穂積信隆 関敬六 レオナルド熊 長門勇 あき竹城

   八木昌子

 

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松竹より

商家で生まれ育ったので、暮は嫌いだ(笑。せわしなくていい思いでもない。たった一日ある休みは元旦だけでその日だけは一家揃って普段は使わない応接間にておせちを食べ、ゲームをしてテレビでクレージーキャッツ以下ナベプロ?の芸能人かくし芸大会かなんかみて終わる。

 

アマゾンプライムではまた新しく1960年代の吉永小百合浜田光夫の映画がアップされていたがなんとなく見る気がおきず、結局寅さんにする。

 

すでに志村喬演じる博さんのお父さんは死んでいて(志村喬も死んでいて)寅次郎が備中高梁にあるお墓を訪ねるとそこへその寺の和尚さんと娘の竹下景子が通りがかり、一晩泊めてもらうことになるが、翌日、和尚は二日酔いで法事の迎えの車が来ているのに気持ちが悪くて無理。そこで「門前で育った」という寅次郎が和尚に代わり法事へ行くと檀家から気に入られ寺でしばらく暮らすのだ。しばらくして博さんの父の三回忌の法要で高梁へ行ったさくら一家。法事の席で寅次郎がお坊さんになっていたのでビックリ。

 

寺の息子で大学生の中井貴一は酒屋の娘、杉田かおると仲が良いが、ある日大学の授業料を納めずにカメラを買っていたことで和尚と喧嘩し、家をでて東京で写真家の弟子になる。杉田かおるは悲しがるが、寅次郎が話をきいてやると町の人々が寅次郎が竹下景子と結婚して寺の養子になるという噂をきき、その気になってしまう。

 

早速柴又へ帰り、みんなと相談する寅次郎。お坊さんの修行のまねごとをさせてもらおうと題経寺の御前様にお願いするが3日ももたず、逆に御前様から寺への出入りを禁止されてしまう始末。

 

そうこうしているうちに東京に行った弟を心配した姉、竹下景子が柴又へやってくる。

彼女は寅次郎の気持ちを知りたいのだが・・・

 

この回では博さんの兄2人にさらに姉が登場。長男 梅野泰靖、次男 穂積信隆 

長女 八木昌子。この女優さん脇役だけど記憶にある。そういえば見ないなと思ったら、2015年に77才で亡くなっていた。夕日が丘の総理大臣にもでていたそうだ。(見ていたけど全く記憶にない)

 

東京へ行った中井貴一を追いかけて岡山から会いにいった杉田かおる。渋谷駅の南口で電話をするシーンが今は懐かしい景色に思う。