出演 石原裕次郎 二谷英明 中原早苗 峯品子 芦沢いづみ 滝沢修 西村晃
小沢昭一 芦田伸介 清水将夫 清水まゆみ 大坂志郎 山岡久乃
日活全盛期の作品。出演者がこれまた豪華で手抜き無し!
注目したのは 新人の峯品子♪♪ 彼女に注目して視聴すると冒頭から出ずっぱりでした。
日本遊覧飛行のパイロット、石田康二(石原裕次郎)。友達以上恋人未満のスチュワーデス(言い方が古いですか?笑)並木敬子(峯品子)とクリスマスイブにデートの約束だったが、彼女の父親が田舎から上京してくるので会えないと言われてしまう。
ここで裕次郎が、彼女とのデートを「母と約束がある」と同僚に言っていると、敬子(峯品子)がガラス越しに裕次郎を呼び出し、振られてしまうという粋な脚本。
駆け出しの新聞記者、弓江(中原早苗)は女性の職業について敬子(峯品子)にインタビューに訪れる。話の途中で八丈島から電話があるが、それは八丈島の子供が破傷風で
血清が必要で、飛行機を飛ばしてもってきてくれないかという問い合わせだった。
それを知った弓江(中原早苗)は、お涙頂戴のほうが記事になるとドンドン事を進める。
ちょうど一人の男が貸し切りで八丈島へ行くので血清も同時に届けようとするが、弓江は自分も一緒に島へ行くと譲らない。
ところが飛行機が全て出払っており、小型のセスナで八丈島へ行くしかなくなったが、
パイロットはその運転は皆敬遠する。
遊覧飛行から帰ったばかりの康二(石原裕次郎)だが、敬子(峯品子)にデートを断られたので八丈島へ行くことにする。
ところが乗せた男(二谷英明)はその日に起きたある会社の社長殺しの犯人であった・・・。康二(石原裕次郎)は反撃したりするが結局機は行方不明となり、東京では大騒ぎに。八丈島到着予定時間になっても現れず、子供の命も風前の灯だ。
一方、康二(石原裕次郎)とのデートを断った敬子(峯品子)は他の男(なんと 岡田真澄!)とデートしていたが、夜の街でたまたま見かけた新聞スタンドで康二(石原裕次郎)の機が消息を絶っていることを知り、男(岡田真澄)をほっぽり出して本社へ戻る。
康二(石原裕次郎)の母と妹しのぶ(芦川いづみ)と弓江(中原早苗)の父(滝沢修)、母(東恵美子)も本社へ駆けつけるが、そこで敬子(峯品子)が自分がウソをついてデートを断ったから康二(石原裕次郎)はやけになって八丈島へ飛んだんだと泣きだすと妹のしのぶ(芦川いづみ)は兄は子供を助けたい一心で飛んだのだと敬子(峯品子)へきっぱり言う・・・この映画のいづみちゃん、ちょっと性格がキツイ(笑。
するとそれまで泣いていた敬子(峯品子)が鼻をかむ・・・という演出はおもしろかった。
八丈島の手前の大島へ不時着した康二、弓江、そして殺人犯。夜になってしまいそこで一夜を過ごすことに。夜はセスナは飛べないのだ(初めて知った)
夜が明けて康二(石原裕次郎)の一考で、男(二谷英明)にプロペラを回させるが
男(二谷英明)はプロペラに身体を持っていかれて地面に叩きつけられる。
ここ、結構残酷だった(;'∀')
そうこうしているうちに康二(石原裕次郎)と弓江(中原早苗)は離陸しようとするが
まだ息のあった男(二谷英明)が拳銃で機を狙い、康二(石原裕次郎)は負傷する。
前夜も康二(石原裕次郎)は男ともみ合った際、手を撃たれている。
八丈島へ向かう機内で康二(石原裕次郎)は流血のために気が遠くなるが弓江(中原早苗)に操縦を教え機は着陸したが木にぶつかって大破してしまう。だが、二人は無事だった!
無事血清を届け子供は一命を取り留めた。
東京から来たしのぶ(芦川いづみ)と共に、康二(石原裕次郎)と弓江(中原早苗)は
敬子(峯品子)がスチュワーデスとして同乗する機で帰るのだった。
それにしても峯品子、裕次郎は振っちゃうし、岡田真澄にはクリスマスの買い物の箱を持たせるモテっぷりだ。
最後のほうはもう出番はないのかと思ったら芦川いづみとも抱き合っちゃうシーンがあって私もいづみちゃんとハグしたいと思った(笑。
八丈島から東京へ帰る飛行機に乗り込むときに弓江(中原早苗)をちょっと見る時の顔の演出も冴えていた。他の男とデートはしたが、やっぱり康二が気になって、一緒に夜を過ごした弓江に対するなんとも言えない感情がよく表れていた一瞬でした。
今回は峯品子だらけって感じで終わります♪♪