日本映画1920-1960年代の備忘録

1920年代の無声映画から1960年代前半の日本映画

破れかぶれ  1961年 日活

監督 藏原惟善 脚本 山田信夫 阿部桂一

出演 川地民夫 渡辺美佐子 和田悦子 内藤武敏 郷鍈治 江幡高志 深江章喜

   河上信夫 久木登喜子 田中筆子 福田トヨ 山田禅二 伊藤寿章

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渡辺美佐子川地民夫

 

光夫(川地民夫)は東西興行という事務所に出入りするチンピラ。「おばさん」と呼んでいる年上のバーのマダム加代(渡辺美佐子)と店の2階で同棲している。

光夫はいつか南米へ行きたいという夢はあるが、自堕落に過ごす毎日だ。

ある日、兄貴分の辰(江幡高志)から馬券を買うようにと渡された金を別な馬に賭け、すってしまった光夫。6万円をどうにかしなければならなくなった彼は加代から金をうばって街へ消えた。

兄貴から預かったかけ金をすったことから光夫の運命はドンドン悪くなっていく。光夫を心配する加代もなんとかしようと奔走するが・・・

和田悦子・川地民夫

元ボクサーのバーテン、木島(内藤武敏)は光夫に関わって苦労ばかりする加代を密かに愛している。しかし、今一歩が踏み出せない。それは彼がボクシングの試合で相手を死なせてしまった過去に理由がありそうだ。

光夫は遊び相手、ハルミ(久木登喜子)からお金を借りようとするがにべもなく断られ、ルミの部屋のベッド下にあったドルを盗む。光夫はそのことによってもっと立場を悪くし、さらに組織へ返す金が膨れ上がる。

川地民夫

御徒町などでロケをしていて、それも前もって知らされていないと思われる街の人々から思いっきりガン見される俳優さんたち(笑。

閉店した上野赤札堂アブアブ赤札堂)店内のシーンがあります。

アメ横のガード下の店も映っていて、今はシャッター通りになったガード下も当時は色々なお店があったのがわかります。私が若い頃は舶来の化粧品を売るお店がたくさありました。見ているだけで楽しかった。ガード沿いのアメ横通りも昔は食料品や洋服屋さんやカバンやさんがたくさんありましたが、今は飲み屋ばかりとなっています。それも外国人が経営している。思い出しましたが20代の頃、アメ横コンバースを買いに行ったことがあります。当時はコンバースを買うにはアメ横に行くしかなかった。わが町で絶対に売ってなかったです。

閉店した赤札堂

 

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