日本映画1920-1960年代の備忘録

1920年代の無声映画から1960年代前半の日本映画

白と黒 1963年 東宝

監督 堀川弘通 脚本 橋本忍

出演 小林桂樹 仲代達矢 井川比佐志 淡島千景 大空真弓 千田是也 三島雅夫

   小沢栄太郎 東野英治郎 山茶花究 浜村純 乙羽信子 岩崎加根子 永井智雄

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なんとアマプラで東宝映画視聴無料だった。すぐに見たのがこの作品。

特別出演で大宅壮一松本清張の名があったので原作は松本清張かとおもいきや、橋本忍のオリジナル脚本ということだった。

今朝、東京は天気も良く気温も上昇で気分が良い。この映画、こういう日に見ましょう。お話がお話なので全体的に暗い場面が多く、まさに「白と黒」。もちろんスクリーンも白黒。

なので暗い気分の時やストレス感じてるときは心によくない。それだけよくできているんだけど。

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サスペンス作品なのに映画冒頭で犯人が観客には知らされる。そこで今でも問題である冤罪!かとみているほうは早く気づけ検事!そしてその後に検察や警察はどーするのだ?やっぱり隠ぺいするのか!!と心穏やかではいられない展開となる。

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若い弁護士、浜野(仲代達也)は恩師であり死刑廃止論者の弁護士会会長を務める宗方(千田是也)の若い妻、靖江(淡島千景)と長年不倫関係であったが、ある出来事をきっかけに絞殺してしまう。その晩、宗方は九州へ出張しており、宗方邸のお手伝い(菅井きん)は料理教室へ行って家には浜野と靖枝だけだった。

浜野は思わず犯行に至ったがその後慌てて自分のアパートへ帰る。その後すぐに宗方邸のお手伝いから連絡を受け、また宗方邸へ駆けつける。

10時過ぎに帰ったお手伝いが殺されている婦人を発見したのだ。すでに警察が到着し

浜野も担当の吉岡刑事(西村晃)から話を聞かれているところへ犯人逮捕の一報が入る。その男(井川比佐志)は宗方夫人の宝石や時計を所持していた!

その男、脇田(井川比佐志)は前科4犯で過去に、窃盗と強盗で20代のほぼ全てを刑務所で過ごした男であった。

その男の取り調べをしたのが検察官の落合(小林桂樹)だ。検察も脇田の犯行だとして取り調べを開始するが、脇田はすでに夫人は死んでいたのだと言う。もちろんそんな言い訳が通用するわけがない・・・。

その後、8回の取り調べで脇田は殺しを自供。裁判が始まる。脇田の弁護人はなんと宗方弁護士がついた!(ま、これ現実にはありえないと思う)。

死刑廃止論者である弁護士、自分が犯人なのに冤罪で死刑になるかもしれない男に対する良心の呵責に苦しむ若き弁護士、一度は殺人犯として法廷へ送った男が犯人ではなかったことに気付いた検察官・・間違ってました、裁判はやり直しますなんて言ったら検察のメンツは丸つぶれ、世間からは非難され自分の将来は??

検察官役の小林桂樹には勇気をもって裁判をやり直して!と思わず画面にお願いしちゃいました。

いや~、こういうことって普通隠ぺいされちゃう気がする。なにせ自分の将来がかかっているからね。なんかこういう騒動、今も見せられてる気がする@兵庫県

謝らないのはテレビ局、マスコミもそーだ。自分たちには特権があるようなふるまい。

国民が自分たちの思い通りにならないとさらに怨念を募らせ憎きターゲットをしつこく攻撃。誹謗中傷やいじめを公共電波で行ってんのにそれはいかん!というのは意味不明。公益性とかいうならもっと報道すべきものがあるんじゃないの?@TBS.

 

冤罪、死刑をテーマにした作品ですが、落合検事が痔で悩んでることとかがあってとにかく面白い。有名な「張り込み」とか「ゼロの焦点」など彼の脚本は良いけど、これは想定外の面白さでした。出演者もよかった。

 

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