日本映画1920-1960年代の備忘録

1920年代の無声映画から1960年代前半の日本映画

人間模様 1949年 新東宝

監督 市川崑 脚本 和田夏十 山下與志一 原作 丹羽文雄

出演 上原謙 山口淑子 月丘千秋 青山五郎 斎藤達雄 江見俊太郎 東山千栄子

山口淑子

中国人かと思いきや日本人であったことで中華民国の軍事裁判で罪を免れ国外追放された李香蘭が戦後は山口淑子として復活したのが1948年。この作品は帰国後の4本目です。

戦後すぐの映画って貧乏な人より裕福な家庭が多くでてくる感想を持ちます。映画鑑賞中くらい世の中の混乱・自分の現実を忘れたかったのか?

月丘千秋・江見俊太郎・青山五郎

禁制のキャバレーに秘書の吉野吟子(山口淑子)を連れて行った七曜デパートの青年社長、小松原(青山五郎)は警察に連行されてしまう。そこで身元引受人になって欲しいと友人の絹彦(上原謙)へ連絡し、迎えにきてもらう。

絹彦は女学校の校長である母(東山千栄子)の息子である由緒正しい家柄なのだ。

どこか飄々とした絹彦は従妹の砂丘子(月丘千秋)の好意もわからず、彼女をイライラさせる。絹彦から小松原の秘書、吟子が美しい女性だったと聞くと敵対心を燃やすのだ。しかし絹彦から小松原の話を聞くと、自分こそ小松原にピッタリな女性だと砂丘子は自らデパートへ行き、秘書になりたいというが小松原からはあっさり断られてしまう。そこに現れた闇屋の木下(江見俊太郎)はそんな砂丘子を秘書として雇う。砂丘子は家出してしまい、父(斎藤達雄)は心配するのだった。

吟子は満州からの引揚者で絹彦は同情する。そんな絹彦の優しさに吟子は魅かれるが当の絹彦は・・・

最後は小松原と結婚する代わりに絹彦に恩返しする吟子なのだけれど、なぜか海辺で小松原に愛の告白をする吟子でもあった(なんだかわからないよ~~)。